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アマゾン処方薬販売へ参入!

皆さん、おはようございます!
今日も朝から抜けるような青空が広がり、気分がいいですね。
昨日は久しぶりに身体を使う仕事で、働いていることを実感でき楽しかったです。
先週の寝不足気味に追い打ちをかける様に疲れましたが、深い眠りで今朝は爽快です。



米アマゾン・ドット・コム(=米アマゾン)が医薬品の販売に本格参入するそうです。
処方薬のインターネット販売を手掛けるピルパック社を10億ドル(=1100億円)で買収すると発表しています。業績が比較的堅調に推移している米国のドラッグストア業界にも既存産業を脅かす「アマゾン・エフェクト」が及びだしています。


ピルパック社は薬剤師の創業者が2013年に設立した新興企業であり、ハワイを除く全米で処方箋薬やビタミン剤の宅配サービスを手掛けています。ネットで処方箋を受け付け、1回の服用分を小分け包装して配送しているそうです。高齢者を中心に利用が広がっており、成長が期待されています。


ピルパック社の2017年の売上高は1億ドル(=110億円)程度で規模は小さいものの、アマゾンが品揃えに加えれば販売を大きく押し上げる可能性が見込まれます。
アマゾンのAIスピーカー「echo」を使えば、家庭の常備薬を管理し、減った分を定期的に配送するといったサービスも可能となるようです。


書籍のネット販売を発祥とする米アマゾンは着実に取扱商品を増やし、今では生鮮食品から今回の医薬品まで、生活に必要なあらゆる商品を販売するに至っています。
その過程ではM&A戦略を多用し、食品を取り扱う大手スーパーストアからピルパック社まで買収し、小売業界では非常に恐れられる存在にまでなっています。


時価総額81.2兆円という巨額な財務基盤を背景に、これまでのネット販売からリアル店舗の運営まで進出する様になり、日本国内の小売事業者も安閑としていられない危機感が漂っています。米アマゾンの戦略は、自らが世界中に築き上げてきたネット販売物流網を背景に、そこで取り扱う商品アイテムを増やして行くことにあります。


必ずしも既存小売業者のように店舗の拡大戦略を考えている訳ではなく、ネット販売を行うにあたっての物流拠点として小売事業を位置付けていると思われます。
今回の医薬品もそうですが、生鮮食品なども書籍等とは異なり、特別な商品管理技術が必要となります。また、店舗をネット販売商品の引き渡し場所としても活用できます。


米アマゾンの業態を一言でいいますと、ネット通販会社というより、一大ネット物流企業として捉えた方が正しいと思います。お客様とインターネットで繋がり、お客様単位で購買情報を管理し、それを自らが築き上げた物流網に載せてお客様に届けるプラットフォームにあらゆる生活必需品を乗せて行く。だから小売業と競合関係にあるのですね。


いずれ、医薬品に関しては日本のアマゾンでも取り扱う様になると思います。その時に調剤薬局チェーンやドラッグストアを買収することもあり得るでしょう。
一方、日本では処方薬のネット販売が法律で認められておらず、大衆薬を宅配するにも実店舗での対面販売を持つ必要があります。


欧米での動向を踏まえて、いずれは日本も規制緩和されると思いますが、そうでなくとも競争原理が働き難い調剤薬局業界ですから、消費者にとっては期待すべきことだと思います。ましてや今後、高齢化が進む日本の社会ですから、薬を貰う為だけに病院や薬局で待たされる時間を考えたら、非常に生活が便利になりプラスだと思います。


米アマゾンの次なる戦略は、あらゆる小売業態のネット販売物流網を世界中に張り巡らせた後、その確立させたプラットフォームに直接、製造業であるメーカーと取り引きをする様になり、プラットフォーマーとしてあらゆる製品を乗せることを考えると思います。製造業が持つ複雑な流通網を排し、お客様へ直接販売する機会を提供する。


その上で、その先には生産消費者(=プロシューマ)たる個人の事業者にもそのプラットフォームを開放して行く青写真が思い浮かびます。
アマゾンの急成長により日米の宅配の担い手不足が顕在化していまが、車両や情報システムを個人事業主に提供して宅配を請け負って貰う仕組みを米国で始めています。


最終形は、米アマゾンのプラットフォームを担うのは、商品を購入するのも、そこで販売するのも、お客様へ届けるのも消費者でもある個人事業者、という時代が来るのかもしれません。それは正しくシェアリング経済であり、これから到来するシェアリング経済におけるインフラとして、アマゾンは一人勝ちしていくのではないでしょうか。


今日もありがとうございます!
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