誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

これからの事業再構築!

皆さん、おはようございます!
父が他界し七回忌を迎えます。昭和一桁生まれの人間として随分と奔放な生き方をしてきた印象があります。金融業界、政界、芸能界(=起業)を経験し、経済が右肩上がりの昭和世代ならではのギラギラした貪欲さを持っていていましたが、何を目指していたのでしょう。



マクロ的には情報技術の進展により社会の変化がますます早まっており、どの産業も業種業態を持った事業もこれまでに築き上げてきたビジネスモデルに固執していては成り立たなくなるでしょう。時代は大きく変わり、これまでの予定調和的な馴れ合いの考え方で、既存商品をどう効率よく生産するかという課題解決型対処方法では先行きが見通せなくなります。


もっと大きく社会の変化を俯瞰し、これからの時代にどの様なことが求められているのかを独創的に感じて行かなければなりません。将来のことに正解などありません。それは過去の慣習や遣り方に捉われてもの事を考えるのではなく、自分の経験知や感性に照らし合わせて
、これからの社会に望まれることを発想し意志にまで昇華させていく必要があるでしょう。


そんな道なき荒野を歩んで行くことがビジネスに求められてる訳ですが、これからは安定の中で漫然と事業を営むことは皆無に近く、絶えず自分の立てた仮設をもって試行錯誤しながら検証を行い続ける事業展開を行っていく必要があるでしょう。とても不安定な環境の中で事業を行っていくには、変化に対して柔軟に対処できる身軽さを持つことが必要でしょう。


これまでの様に、ヒト・モノ・カネといった事業資源を囲い込み自前化する考え方は、リスクが高く現実的ではありません。だからこそ、そのリスクを分散すべく同じ意志やビジョンを持つ者同士が協業しながら、手を取り合って一緒に新たなビジネスや商品を開発していく必要があるのです。ヒト・モノ・カネを複数の者同士で共有することが理想だと思います。


その様な機動的経営が出来るか否かが問われてるのです。そこには企業規模の大小は関係ありません。むしろ企業規模が大きいと小回りが利かず、判断が遅れたり、細やかな行動が取れないないといった課題が顕在化してくると思います。必要なことは、自社の論理を目的化するすることなく、自然体で社会の動きや消費者の声を捉えて発想の起点にすることです。


そこから浮かび上がって来る、世の中に必要とされている商品を構想し、それを実現する為に必要な事業資源を見渡し、足りない資源があれば他社と連携し実現すれば良いのです。その連携に際して必要なのが新しいビジネスや商品のコンセプトを明確に持っている必要があります。それからビジネスモデルやストラクチャーを描き出しコーディネートする力です。


その意味では、自社では確固たるコア技術やノウハウを最低限1つは持っていることが不可欠となります。その技術やノウハウを磨き続け、深めていくことを怠ってはいけません。それから、これからの事業展開で必要となるのが、機動的にビジネスや商品を構想して他社と連携しながら実現するプロデュース力です。それらがキャッシュポイントになるからです。


大手企業は大手企業ならではの巨艦であるが故のジレンマを持っているのです。その最大のジレンマが社員ではないでしょうか。スケールダウンしようにも、そう簡単には出来ることではありません。リスキリングしようにも、現状の企業文化を背景とした社内では即効性も薄いでしょう。だから、これまでの雇用形態や働き方の見直しに迫られるものと思います。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する