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中小企業への販売支援!

皆さん、おはようございます!
イトーヨーカ堂に行ったついでに鳴り物入りで新装オープンした衣料品売場FOUND GOODへポロシャツを買いに立ち寄ってみました。これまでの直営売場と異なり洗練された感じもしますが、商品を見て直ぐに別館にあるユニクロ、GUに足を向けてしまいました。



ネット店舗構築を手掛ける各社が実店舗との連携で販売促進する仕組みを相次いで導入してます。ショッピファイは同業のストアーズのアプリ作成サービスとデータ連携することにより、これまで把握できなかった他社サービスを使用する実店舗の購入履歴も踏まえた販売促進の展開が可能になります。ストアーズはECと連携する店舗レジシステムを提供します。


BASEもネット店舗を持つ顧客が出品できる実店舗を運営する他、他社サービスと連携しECと店舗の在庫や売上を一元管理するサービスを提供します。GMOインターネットグループは、移動式店舗等でもECと受注・在庫情報を統合可能にするサービスを開始しています。巣ごもり需要が一服するなか実店舗とネットの顧客を相互に呼び込む成長を描きます。


確かにネット販売の伸び率が鈍化してるとはいえ、2020年度の前年対比150%は明らかにコロナ禍による巣ごもり需要の影響であり、2022年度においても同20%成長していますから、他業界に比べると羨ましい成長率を誇っています。それもこれらネット店舗構築を手掛ける各社は、手軽にECサイトを廉価で構築できるとあって中小企業の味方です。


中小企業の三大課題の一つが、どの様にエンドユーザーに対し商品を提供して売上を上げるか、業種業態を超えた共通の課題となっています。これまでなら実店舗や大手企業の系列下に入りながら細々と売上を上げることが関の山だったと思います。しかし、ネット環境の普及により消費者の目に留まる商品を提供できるなら、自らEC販売も行うことが可能です。


私もお客様に自社ECサイトの立ち上げをお手伝いすることがありますが、それでもサイト制作すればそれで売上が増えるかというと、販売促進策を行ったり、社内体制として在庫や受注管理のシステム化による業務量軽減策やお客様に対する問い合わせ体制などを整える必要があります。実際にそこまでコストを掛けて採算に乗せられるかは不透明さが残ります。


ショッピファイ、BASE、ストアーズなどが創業した時は、なんと画期的な事業を行うものかと感心したものですが、中小企業が本格的にネット販売に参入する為には、もっと垣根を低くする必要があると思います。そこでのアイディアですが、地域ごとに共同でECモールを開設してはどうでしょう。そして各地域を束ねるモールを創りご当地特産の様にする。


販促やサイト制作、そして受発注・在庫管理は、それらに長けた運営会社に任せてしまい、中小企業は商品の発送業務に傾注することが出来ます。私だったら同時にそれら中小企業の事業再構築まで手掛けてしまい、中小企業の経営者、従業員の方々にもっと元気になって頂きたいと考えます。これからの時代、大手企業では参入できない需要を如何に拾うかです。


どんなに先端技術を活用し便利な機能性に優れた商品を大量生産したところで、それでは満たされない消費者の心理があります。商品価格を上回る価値というものは、商品にストーリー性があり、そこに共感できるか否かが大切になってると思います。そこを埋めることが出来るのは、生産者としての人間の手塩を掛けた思いや顔の見える商品ではないでしょうか。


今日もありがとうございます!
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