誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

事業の目利き力を活かす!

皆さん、おはようございます!
定年退職を2年後に控えた知人女性が、第二の人生を送るために準備を始めています。雇用延長しようと思えばできるのに、残りの人生は自分の好きなことで糧を得て行きたいとする女性らしい考え方だと思います。具体的にどういう形でそれを実現するか応援しましょう。



「好きこそものの上手なり」ではありませんが、これまで事業の目利き力を高めることに注力してきたと思います。社会に出て初めての信用金庫において、融資時事業審査業務や事業計画提案業務に傾注してきたことを皮切りに、自ら事業に携わりたいとの発想から事業インキュベーションに力を入れるディベロッパーで事業計画やスキームの立案に傾注してます。


その後、同ディベロッパーがバブル経済崩壊時に会社破綻し、会社再建業務に携わることが出来たことは、事業を生々しく見極める目を養うことができ、私の人生にとってかけがえのない時間であったと思います。そもそも、なぜその事業を始めるに至ったかを紐解き、現在の事業状況と対比させると大きなギャップが生じていることに気付かされるものなのです。


会社を整理した後に、M&Aの世界に飛び込んだことも貴重な体験でした。クライアント企業の持てる経営資源のポテンシャルを引き出すべく、他の企業の経営資源とどう融合させれば新たなビジネスモデルを構築できるかという視点を持って株価を意識しながらM&A戦略を提案していく訳ですが、会社再建業務での経験を存分に活かすことが出来たと思います。


その後、移籍した大手化学メーカーでは、M&Aを活用しながらどう旧態依然とした製造業を立て直していくのか、経営戦略を立案しながら実際に株価を3倍に高めるなど、実践的に自らの会社の事業構造を改編する業務に携わることができたと受け止めています。ここまでコーポレートファイナンスを生かし切りますと、もう他に遣るべきことが無くなる程です。


ここまでは、サラリーマンとして枠組みの中で仕事に携わってきたことになります。確かにスキルとして事業の目利き力を「学ぶ」ことは出来ましたが、やはり自ら事業を営まないと本当の意味で事業の目利き力を身に付けたことにはなりません。元々、なにか自分で事業を起こしたいという漠然とした願望を持っていたことから40歳半ばにして起業を志します。


突如としてサラリーマン生活に別れを告げたものですから、いきなり真空の無重力状態の中に放り出されたような経験をしています。果たして自分は何をしたいのか。自分のスキルは十分に理解できている筈ですが、それと事業を起こすことは異なります。社会との関りの中で自分にできるどの様な価値を提供しようとしているのか。そう簡単には答えが出ません。


これまで起業を3回経験し、1勝1敗残るは現在も継続中という感じです。実際の起業経験を通しながら学んだことは、やはり経営者というものは自らの事業に対する深い志や意志を持たねば事業が上手くいかないということです。この辺が、スキルだけで糧を得ることが出来るサラリーマンと経営者との大きな違いだと思います。生きた経営を学べたと思います。


そして現在は、この事業の目利き力と経営者の目利き力を活かして、中小個人事業者や起業予備群の方々のサポートをさせて頂いています。中小企業診断士や経営コンサルタントの様な頭に知識を付けてきた形式知型の方々とは異なり、自らの経験を通して五感で身に付けてきた暗黙知型の能力が私の最大の強みだと思います。これをビジネスにどう活かすかです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する