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銀行代理業!

皆さん、おはようございます!
元大手通信キャリアに勤めていらした方が、現在、長野県でブックカフェを経営していらっしゃいます。旅先の北欧に魅せられてエッセイを出版されたのが切っ掛けで、雑誌から店舗という媒体に変えてご自身の感じるまま自己表現されることを楽しんでいらっしゃいます。



銀行代理業とは、銀行法上の許可を受けた法人または個人が銀行の委託を受けて、銀行の代理店として、預金の受入、融資、為替などの銀行業務をおこなうことをいいます。銀行代理業務とは、具体的には銀行のために預金契約等の代理や媒介、資金の貸付け等の契約の代理や媒介、為替取引契約の代理や媒介をおこなうことであり、一般にあまり知られてません。


例えば「auじぶん銀行」と言えばご理解を頂けるかもしれません。auじぶん銀行株式会社とは、新たな形態の銀行に分類される銀行であり、三菱UFJ銀行から銀行業務の委託を受け、同行の代理店として銀行業務を営んでいる銀行代理業です。2008年6月17日にauフィナンシャルホールディングスと三菱UFJ銀行の共同出資により設立されてます。


委託する金融機関からすれば、代理店となる企業に集客力があって預金、融資、為替などの商品を販売して貰えれば、自助努力でお客様を増やす労をとることなく顧客を増やすことができるメリットがあります。一方、代理店となる企業にとっては、自らゼロから銀行事業を行うために莫大な資金の初期投資を行わずして銀行業務に参入できるメリットがあります。


auじぶん銀行までのフルスペックの仮想銀行を営むまでもなく、例えば某銀行の住宅ローンに特化して商品を代理販売する大手流通小売企業も見て取れます。よくハウスメーカーなども銀行の住宅ローン商品をお客様に紹介することもありますが、この場合は提携ローンといって、あくまでハウスメーカーが提携銀行にお客様を紹介して取り次ぐだけになります。


銀行代理業とは、委託元銀行に代わり受託企業が銀行業務を営むことになりますので、お客様に各種商品の説明を行ったり、銀行に代わって契約行為を行い商品提供する大きな違いがあります。これまでの銀行代理業を見ていますと、その様な銀行業務の委託を行うか否かは
、どちらかといいますと委託元である銀行側にそれを判断するインシアチブがある様です。


しかし、これからはメガバンクはいざ知らず、預金の運用先に困っている地方銀行や全般的にノウハウ不足が否めない地域金融機関において、この銀行代理業を活用してノウハウや顧客基盤を持つ多様な企業と連携することが、起死回生の金融事業再興の決め手になるのではないかと思います。特に融資業務において、ただ資金を貸し付けるだけに終始する点では。


来春より銀行をはじめとす金融機関に対して、悪しき慣習である不動産担保主義、経営者保証主義による融資が制約を受け、融資先である事業そのものを評価し融資する方向へと見直されることになります。それにより、事業そのものに対する目利き力、および事業に対してサポートしながらともに成長していくスタンスが強く求められるようになることでしょう。


それをこれまでの旧態依然とした金融機関業務の運営体制で行っていくには限界があると思います。金融機関も営利組織である以上、スケールメリットを追求しコスト削減する風潮がある中で、その様な融資サービスのノウハウが蓄積できていません。そうであるなら、一層のこと、事業の目利き力やサポート力のある事業者にその業務を委託すべきだと思います。


今日もありがとうございます!
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