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ディズニーのクリエイター育成!

皆さん、おはようございます!
やはり自分に与えられた天賦の才能として羅列された財務諸表から事業の本質を読み解いたり、逆に事業の本質を財務数字で効果的に表現していくことがあるようです。自分が日々五感で感じ受け止めている人間模様を財務数字を媒介として描き出して行くのが楽しいです。



米ウォルト・ディズニーがアジアで映像制作者等クリエーターの育成に乗り出します。日本や韓国などから100~200人を選び、映像制作のスキルを高めるプログラムを提供し、動画配信サービス「ディズニー+(=プラス)」の制作体制を拡大する狙いがあります。優秀なポテンシャルを持った人財を国境を超えて活躍して貰うことは素晴らしいと思います。


ディズニーや米ネットフリックスのような巨額資本をもつメディアや配信会社の国境を越えた人財の囲い込みがいっそう強まることを意味します。これからの時代の要がヒューマンキャピタル(=人的資本)であることを考えますと、潜在的能力のある人財をどんどん国際的な舞台の上に立たせ経験を積ませることは、その人自身の能力開発のためにも有意義です。


なんといいますか、これまでの国境やグローバル企業のエゴを越え、私たちが存在する地球上に存在する人類が未来に向けてこれからの社会に必要なあるべき姿を実現するために個々人の能力を高めて行くことに触れると、なんとも言えないおおらかな気持ちにさせられます
。人的資本は私たち人類にとって最後の偉大なる共有すべき財産であるからだと思います。


日本のクリエーター個人にとって、世界の巨大マーケットへアクセスできる道が広がることを意味します。国内の映像産業としては、有能な人財をどう引き付けるかの対抗を迫られることになるのかもしれませんが、国内の映像産業だってもっと海外に目を向けて有能な人財を世界に通用するように育成していく視野を持つ必要があるでしょう。例えばアニメです。


クリエーターだって、目先のデザインなど技術を身に付けるだけでは大きく成長させることは難しいと思います。もっと全人格的な広い視野と、それを五感で受け止め感じたことをデザインとして如何に表現していくかという奥深さをも身に付ける必要があるでしょう。それは頭で考えることでなく、物事の本質を見極める審美眼を身に付けることかもしれません。


その意味では、世界で名立たるディズニーだからその様な人財を育成できるという訳ではなく、そのグローバルに知れ渡ったブランド力をもってクリエーター人財を広く世界中から集めることが出来るだけであって、本当に有望なポテンシャルを持つ心のバランスの取れた、将来の成長が楽しみな潜在力を持つ人財を育てられるか否かは別次元の話しだと思います。


ディズニーがアジア各国のクリエーターを集め育成する新しいプログラムでは、ディズニーやマーベルといった主要な映画スタジオの経営幹部やトップ級のクリエーターが講師となるそうです。漫画の原作から映像化するコツや、音楽の効果的な使い方など、同社が蓄積してきたノウハウを伝授するとしています。蓄積された技術を身に付けることも必要でしょう。


しかし、高い技術力を身に付けることで消費者に感動を与える作品制作を制作出来るか否かは才能によるところが大きいでしょう。そこにはクリエーターがこれまで培ってきた経験を通した人生観が大きく左右することになると思います。その暗黙知の部分は、いくらディズニーがどんなに素晴らしいプログラムをもってしても教えることのできない領域でしょう。


今日もありがとうござます!
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