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社長という働き方!

皆さん、おはようございます!
最近、愛車のN-WGNを運転している時が唯一の息抜きとなっています。車の運転をしていると、集中し他のことを考えないからかもしれません。スピードメーターやタコメーター
、そしてカーナビへと視線を移しながら、目的地に向かい走っている時の感覚が好きです。



同じ経営者でも社長とその他経営者では、置かれた立場や精神的な負担に雲泥の差があると思います。こればかりは社長になってみなければ分からないことなのですが、頭の先まで全身に鉛のスーツを身に纏っている感覚で、その重圧から頭の回転が落ちるばかりか、身体の動きもスローとなってしまい、本来の自分なら容易くできることも出来なくなるものです。


夜寝ていても頭の中は事業をどうするかということばかりを考えてしまい、寝ているのか起きているのか分からない状態です。その様な睡眠状態ですから、朝の目覚めも良いわけがありません。疲れた身体に鞭を打ちながら起き出すという感じでしょう。傍から見ていますと
、会社の全権を采配できる自由があるように見えますが、それより責任の重圧が勝ります。


会社の規模が大きくなり、背負う責任が大きくなればなるほど、その重圧も高まるものです
。思わずその重圧から逃れたくなるものですが、四六時中自分の時間を持てることはありません。社員や会社のことを考えればこそのことですが、その様な重圧を背負っているため小気味良くエッジを利かせることも叶わず、周囲からの理解を得難い仕事と言えるでしょう。


目を瞑ってても出来るはずのM&A、事業再構築、資金調達といった実務にさえ集中できなくなってしまい、精神的な拠り所を見失って嫌気がさしてしまうという気持ちになったこともあります。その様な精神的な負荷を軽減する為には、喉から手が出るほど相談相手が欲しくなるものかもしれません。しかし、それは相談相手に頼るということとは違うものです。


これが社長の精神構造なのですが、いったい社長のエネルギーの源となる拠り所がどこにあるかと言いますと、売上や利益といったお金を得ることでなく、それは事業を通して社会に還元していく利他的な境地になることだと考えます。お金を得ることは目標にはなりますが
、それは結果であり事業を営んで行く目的にはなり得ないことに気付かされる時が来ます。


その境地に達すると、社長が身に纏っている重圧や負荷を自分でコントロールできる様になります。その様に考えますと、社長というものは公僕の身なのかもしれません。よく大手企業では、滅私奉公の身から出世という階段を掛け抜けて社長の座を手に入れるものと考えられますが、専務や副社長から社長になった途端にその重圧から逃げ出したくなるでしょう。


だからサラリーマン社長というものは、大概は1~2の任期で後継者にバトンタッチするものなのです。時として長期政権をひくサラリーマン社長も居ますが、それはサラリーマン時代から自律的かつ能動的に事業に取り組んできた猛者だからです。事業を行うということは例え個人事業者であっても、大なり小なり社長としての重圧や負荷を感じるものなのです。


だからといって恐れ戦くことはないと思います。生き糧を得ることが、その様なものだとしたらどうでしょう。現代の仕事観は、少しばかりの能力を活かし時間の切り売りをする、楽な稼業だと思いませんか。それが現代社会の病理ではないかとすら思えてきます。副業でも構わないので、誰しもが自分で夢を描きそれを実現する過程を経験することが望まれます。


今日もありがとうございます!
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