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中小企業の成長痛!

皆さん、おはようございます!
若い頃、将来は観光業界で人の交流を通し地域を活性化させていきたいと考えていましたが
、現在は地域の中小企業を元気にすることが天職となっています。その中小企業が営む事業ですら地域の観光資源となり得る時代。人々が交わることにより新たな発見が為されます。



中小企業も片手で足りる位の人数でこじんまり事業を営んでいれば、そんなに大きく業績を逸脱させることはないものです。そこで働く個々人が普通に仕事をしていれば、各人の糧となる売上を稼ぐことはそんなに難しいことではありません。むしろ、少ない人数ながら各人が相乗効果を発揮することも可能であり、余程のことがない限り事業は安定するものです。


そうやって5年前後事業を営んでますと、やがて企業としての信用力も増してきて、売上も増えていくものでしょう。その段階になりますと、一人あたりの業務量が限界に達してしまい、人を増やすことを考え始めるものです。それが、両手を超える位の人数になりますと流石に片手で足りる位の人数で事業を運営していた様な効率性が発揮できなくなるものです。


人件費をはじめとするコストが増えても、売上が思うように伸びなくなり生産性が落ちてきます。その頃から、社長は孤軍奮闘悩み出すものなのです。今までと同じように事業を運営しているのに、なぜ業績は悪化するばかりなのかと。業績の悪化は、直ぐさま社員にも伝播しますので、社内の雰囲気も沈滞ムードとなり、社員から様々な意見が飛び出し始めます。


社長たりとも生身の人間であり、その様な社内からの声が自分に対する批判の様に聞こえ出し疑心暗鬼となるのもこの頃でしょう。社長にその様な感情が芽生えてしまいますので、穿った見方をすれば他者を信じられなくなり、蟻地獄に陥ったような切なさを感じ続けることになります。多くの場合、なぜ急にその様な状況になってしまうのか分からないでしょう。


それは、少人数で事業を営んでいた時は、社長自らもプレーヤーとして事業に勤しんでいれば良いのですが、流石に社員が10名位になりますとマネジメントが必要になるからです。その位の社員数では、組織だったコミュニケーションで統率を行っていかないと、社長の思いを以心伝心で社員に理解して貰い、各自がそれを心得て仕事をするのが難しくなります。


その様な段階に移行しているにも拘わらず、未だ少人数で事業を営んでいる様な感覚で事業を運営しようとしている所に、業績不振がのしかかって来てしまうものですから、社長は青色吐息となり遮二無二数字を追いかけようとするから精神的に空回りしてしまうのです。言葉でコミュニケーションをとらずにして、態度で伝えようとすると益々ド壺にはまります。


その様な状況から脱することが出来るかは、社長自ら気付き自分を変えていかなければならないのですが、人間というものは自分で自分のことは意外と分からないものですから、そう簡単ではありません。自分を変えることが出来るかどうかは、ある意味社長としての資質ということになってしまいます。だから社長はメンター足る相談相手が欲しくなるものです。


誤解があっては困るのですが、社長はその様な相手に教えを乞い自らを変える様では務まらないということです。その様な相談相手も答えを伝えることなく、社長に自己成長を促すことが必要だと思います。まずは、自分がプレイヤーの時には必要のなかった、事業を営む目的を自己内省し言葉で言い表し、それを社員に伝え、取引先に伝えることから始まります。


今日もありがとうございます!
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