誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

思いを表現する!

皆さん、おはようございます!
日々の行動の中では、その日のうちに遣るべきことを忙しくこなして行くことが精一杯であり、自分が目指すべき所に近付いているのか分からないものです。しかし、その様な日々の行動を蓄積していくことにより、先に行って目に見えるものとして確実に成果が現れます。



誰しも自分の思いを言葉などで表現するものだと思います。人々が集えばそれによって互いの思いを交換することで相手の思いを理解しながらコミュニケーションが成立し、調和のとれたコミュニティが形成されるものでしょう。しかし、厳密に人間は日々の生活の中で自分の思いにどこまで気付き意識しながら生活をしているのか、曖昧さが付き纏うと思います。


また、それを言葉などで表現するにしても、意味や概念が定められた言葉には人それぞれ異なる情景を投射した解釈が為されており、同じ言葉でも人によって受け止め方がまちまちであり、どこまで正確に自分の思いを伝えることが出来ているのかという曖昧さも残ります。
その様な2つの曖昧さを前提として私たちのコミュニティは成り立っているものなのです。


その様なことを考えてますと、私たちの社会は理路整然としているようで意外とコンサバなものかもしれず、日々の生活の中でもっと素直に自分の思いに耳を傾け、もっと丁寧に言葉を活用しなければいけないと思うことがよくあります。忙しさに感けるのも良し悪しで、時として歩むスピードを落とすことも自分の生活を楽しむという意味で大切なことでしょう。


ただし、自分の思いに耳を傾けるといいましても、思いというものは一人孤独な真空状態で湧きあがって来るものではものではなく、他者との関わりの中で自分ならではの思いが生まれて来るものでしょう。その意味で、コミュニケーション関係を通して相手を鏡の様にして反射させながら自分の思いに気付き、明確にして自分の中に定着していくものと思います。


それはビジネスの場面でも同じであり、とかく孤軍奮闘せざるを得ない経営者にとって、自分の強い思いを奮い立たせながら事業を推進していくためには、事業をどの様な方向に進めていくべきかというビジョンと、それを実現していくために事業資源をどの様にマネジメントしていくかという2つの軸から自分の思いを客観体に俯瞰していくことが求められます。


そんな思いを明確にして行くためには、どんなに素晴らしいビジネスの才能を持つ経営者であっても、信頼のおける投射すべき客体たりうる人物が不可欠なのでしょう。それは、経営者に意見する人物ではなく、飽くまでも経営者の思いをそのまま伝え返す鏡の様な存在であるべきで、むやみやたらに批判的な態度で経営者の考えを翻す立場であってはいけません。


また、経営者が多用する表現方法としての数字ですが、数字は言葉とは異なり曖昧さがありません。1は1であり、7は7でしかありません。経営実態を表現する業績評価としての財務諸表は端的に定量的に指し示してくれるのですが、そもそも経営行為としてのすべての経済事象を数字に当て嵌めることは不可能に近いのにそれを機械的に行う危うさがあります。


不思議に思うかもしれませんが、モノの価値なんて本来千差万別個人差があるにも拘わらずそれを無理矢理定価として当て嵌めています。それは工業社会の便宜的な慣行であると言えるでしょう。人によって捉える価値が異なるなら、一物一価でなく二価でも三価であっても良いわけです。元来、人間は曖昧にも拘わらず数字で端的に表すことに違和感が残ります。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する