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誰しも自立的に働く社会!

皆さん、おはようございます!
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。」サムエル・ウルマンの有名な詩ですが、身体の若さを保つことは年齢に逆らえない部分がありますが、精神的な若さは心の持ちようだと思います。数々の失敗を糧として、今が一番旬なのかもしれません。



ウエルビーイング、マイパーパスなど、国内のみならず世界的に見て仕事における心の豊かさに目が向き始めていることをつくづく感じます。それは産業革命以降の産業経済体制がいよいよ閉塞感を迎えており、それまで信じてきた社会の枠組みからは必ずしも充足感を得られず、新しい産業経済体制や新しい社会の枠組みを人々が模索し始めているからでしょう。


漠然とした疑問として、いまの会社に雇用されて仕事をするという仕組みが経済合理性に叶っている様で、実は人間を精神的に疎外してしまう課題があるのではないかと思います。もちろん、人間は糧を得るために独りで仕事をするよりも、目的を同じくする他者と力を合わせて協働する方が、得られる糧の生産量が上がり効率が良いことは歴史が教えてくれます。


ただし、それは工業化社会において生産するモノの効率を高めようとするべく、工場における機械の時間当たりの生産性と同じように仕事の生産性も管理してきたことによる弊害が顕在化してきているものと思います。ボーダレスなグローバル社会において、会社は国内に留まることのない会社間の競争に凌ぎを削りながらコスト管理を行っている現実があります。


一方、そんなレッドオーシャンの価格競争に巻き込まれることなく、これからの時代に相応しい社会に必要な商品を創出していかなければならない過渡期にあることも事実で、その意味ではビジネスにおける顕在化した課題を分析して解決する時代ではなく、潜在的な課題を如何に見出して行くかが問われており、人間の審美眼を仕事に活かすことが問われてます。


機械には出来ない人間ならではの感性や知識が求められているという意味では、工業化社会から知識社会に移行している端境期にあるものと受け止めています。それがなかなか進まない様に見えるのは、社会の枠組みとしては情報技術の進展により人々の価値観が大きく変わっているのに、会社の仕組みが旧態依然とした工業化社会の体制を温存しているからです。


それは、会社との雇用関係に見て取れる労働法が工業化社会を前提として制定されていることにも起因していると考えます。本来、時代の変化に合わせ会社ももっと副業や兼業を認めるべきですが、労務管理という重たい十字架を背負わされていることもあり遅々として進まない状況にあります。そんな幻影にいつまでも捉われることなく、道を切り開くべきです。


生活時間の大方を占める仕事が楽しくワクワクしたものにならなければ、人は精神的に豊かになれないでしょう。これからの時代に相応しい仕事のあり方は、土着的に会社という枠組みに身を寄せる形の集団組織ではなく、仕事をする各人が自らの個性と知見を生かして自律的に糧を得ていく姿であり、その様な目的を同じにする人々がチームを組むことでしょう。


会社と個人がオープンでフラットに、プロジェクトというビジネスの目的に合わせて必要とされるスキルとノウハウを持つ人々を集める柔軟な仕事の枠組みが待望されています。それはメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ移行し始めていることにも、その片鱗が見て取れるのではないでしょうか。この場合の雇用のあり方については議論が必要だと思います。


今日もありがとうございます!
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