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精神文明とは!

皆さん、おはようございます!
最近、衣類などを買う時にネット通販を利用することが増えてます。以前なら、わざわざ店舗に出向き商品を見定めてから購入したものですが、ネット上に数多ある商品の中から好みに合う商品を選ぶ自由さと、自宅まで商品を配達して貰える手軽さが優っているようです。



産業革命後、物質的な欲望を満たすことにより豊かさを享受してきた訳ですが、その物質文明も暮らしの中に物が行き渡るようになりますと、物質的な欲求を満たすだけでは豊かさを感じられなくなっていることは多くの人が感じていることではないかと思います。その後20世紀後半あたりからITバブルにより金銭欲求を追い求める様になったかにも見えます。


ところが、この金銭欲求を満たそうとする動きも2008年のリーマンショックによって、一夜にして686兆円もの株価時価総額が消失することを目の当たりにすることで、人々は金銭的な欲望を満たそうとすることの愚かさを再認識することになります。心理学でも、金銭欲求は短期的な動機付けになるが、長期的な動機付けにならないことが実証されてます。


それから10数年が経過し、人々はようやく精神的な欲求を満たすことが暮らしを豊かにすることであることに気付き始めているのが今日の社会の風潮ではないでしょうか。精神的な欲求を満たすためには人として「幸せ」を感じることというムーブメントが世界中に起きています。同義的な意味で「ウェルビーイング」という言葉が日本でも使われ始めています。


当初、経済的側面で幸福な状態と定義されていたウェルビーングも、今では住環境や安全、文化、食、生活環境の豊かさをも指す、より包括的な意味で捉えられています。それは、つまり生きる目的そのものを指し示す言葉として定義されるようになっています。この流れはマーケティング的な流行り言葉ではなく、社会環境の変化にともなう人間の受容変化です。


その意味では、これから日増しに情報の速度が早まる時代的背景と相まって、ますます精神的豊かさを追い求める動きが顕著になってくることでしょう。情報化社会においては、個人の夢や思いといった個性が強く求められるからです。自分の意志を強く持っていないと、浮ついた情報に流されてしまうばかりか、精神的に豊かな落ち着きある暮らしが出来ません。


現代人は、頭脳で物事を判断することに慣らされてしまっていますが、本当の意味で暮らしの豊かさや幸せを手にするためには、もっと身体(=肉体)と頭脳のバランスをとっていくことも必要でしょう。現代の社会環境がそうさせてしまっているのですが、頭脳と身体を切り離した活動をし過ぎている様に感じています。このままでは身体が退化してしまいます。


本来、頭脳と肉体は繋がってるものであり、身体で感じた情報を頭で解析し反応するメカニズムを心理学が教えてくれます。いまの社会は近代化という人工の砂上の楼閣の上に成り立っており、自然界と直接触れることが少なくなっていますが、人間はその自然に包摂された存在であることは疑う余地もありません。人工物にばかり触れていますと身体が鈍ります。


もっと人間の精神構造に目を向ける必要があるでしょう。自然や他者の温もりに触れたとき人間は肉体を通し脳に刺激を与え感性が呼び覚まされるものです。その感性が人間の夢や思いといった忘れ去られた活力を引き出してくれるのです。その結果として、精神的に豊かな暮らしを送ることが出来るのでしょう。時として自分の内側に目を向けることが必要です。


今日もありがとうございます!
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