皆さん、おはようございます！
一人の知人が会社という枠組みに訣別して、自らの志を携え大海原に飛び込むことにエールを送りたいと思います。最初はあまりもの制約のない自由さに戸惑うかもしれませんが、自分を信じて理想とする夢を描きながら、一歩ずつ歩みを進めていって頂ければと思います。

事業や会社の大きさに拘わらず、事業を大成させていくために唯一持ち続けなければならない秘訣があることをお伝えしたいと思います。それは、夢を持ち続けることです。自分の人生の中で培ってきた原体験に基づいた「志」をどこまでも持ち続けることは、情報が氾濫し騒々しい現代社会においては、簡単なようでなかなか出来ることではないかもしれません。

確固とした「志」を持っていれば、人間というものはブレずに自律的に行動しながら夢を実現して行くものです。誰しも夢や志の糸口を持ち合せているものなのですが、それを暗黙知のまま内心に留めてしまっていますので、それを形式知として顕在化させるテクニックは必要でしょう。夢や志を潜在意識のまま留めては、出来ることも出来なくなってしまいます。

人間はこの世に生まれてから、社会との関わりの中で様々なことを受け止めながら人間形成を行っています。その過程の要所要所で記憶に焼きつけられた転機となる強い影響を受けるものです。例えば、感動体験、素の自分になれる好きなこと、就職や転職経験等。現代人は頭で考えることばかりが優先されますが、時には心に刻まれた気持ち耳を傾けることです。

事業を行うためには、専門性といった技も必要ですが、それは頭で考える以前に自分に夢や志があれば、後からでも身に付けることも出来ます。振り返ってみれば、最初に社会に出る時に専門性なんか持ち得ている訳がなく、社会に対して大志を抱きつつ後から身に付けるものであることが理解できると思います。それがいつの間にか頭で考えるようになってます。

頭で考えることよりも、自分の気持ちに素直に従う方が、人間というものは威力を発揮するメカニズムであることをまずは知って頂きたいと思います。だから、どれだけ頭で事業のことを考えても大成させることは出来ないんですね。これからの時代に必要な創造力も頭で考えることではなく、自分の素の気持ちに従った感情の部分から育まれてくるものなのです。

これからの社会は物質社会から精神社会へ移行すると言われています。その様な社会の中で人間はもっと自分の気持ちに素直になるべきです。それが幸せな暮らしを営む秘訣でもあるでしょう。自分の気持ちに素直になるためには、自己内省といって自分自身の心と向き合いながら、自分の考えや言動を省みて客観的な視点で自己の言動を振り返ることが必要です。

それを頭の中だけで遣ろうとしても、なかなか纏まらないので紙に書き出しながら可視化することをお勧めします。自分は何をしている時が一番楽しいのか、なぜ初めて社会に出たときにこの仕事を選んだのか、いまの仕事で得た醍醐味は何か、今までの感動体験は何かなど
、紙に書き出して点を線で結んでいくと自分自身の個性が鮮明に浮かび上がっていきます。

その延長線上に自分自身の夢や志があります。事業を行うということは社会との関わりの中で、自分の個性やスキルを活かし貢献して行くことになりますので、自然と夢や志が浮かび上がってくるものです。現在、事業を営まれている方々も、是非ともその様な自分自身の夢や志の上に事業があるのかどうかを見つめてみて下さい。これからでも遅くはありません。

今日もありがとうございます！
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