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意志ある事業!

皆さん、おはようございます!
レッドオーシャンやブルーオーシャンという言葉があります。競合が居ないに越したことはありませんが、レッドオーシャンでも確かなビジネスモデルを築ければブルーオーシャンに転ずることが出来ると思います。それより、何故それをやるかの方が大切かもしれません。



事業を成功させられるか否かを見る場合に、その事業を営んでいる方の意志を見るようにしています。ここでいう意志とは、事業をやる目標を定めてその達成のために行動を促す自発的な気持ちや思考を意味します。よくマイパーパスという言葉をつかいますが、身体の中から迸る志や思いを強く持ち、事業という苦難に楽しく取組まないと長続きしないからです。


よくありがちなのが、事業を営む経営者でも、これから事業を営もうする方でも、その事業が儲かるかどうかばかりを気にされている方がいらっしゃいますが、それでは事業を大成させることは難しいと言わざるを得ません。事業の勝算を考えることも必要なのですが、それを目的化する以前に「なぜ、その事業に取り組むのか」という、魂がなければいけません。


お金というものは手段であって、目的にはならないことは心理学でも実証検証されており、人間のモチベーションというものはお金の多寡でコントロールできないことは明らかなんですね。短視眼的には目先の損得で人間は動くものなんですが、こと継続的に事業を営むということはお金以外の社会正義と言いますか大志がないと続けられるほど甘くはありません。


世の株式公開まで行きつくスタートアップ企業などを見ていますと、お金に塗れてギラギラしている創業者を見かけることもあります。その様な創業者は一握りであり内面は非常に苦しいものだと思います。魂が籠っていない事業を営む経営者にとって、事業上の課題に直面した時に目先の損得勘定だけで判断していては、社会が付いてこないことが理解できます。


それよりも前に経営者の心理として、人間というものはお金だけで物事を判断していては精神的に非常に空虚になるものです。それよりも、もっと人間として精神的な豊かさを充実させて行くべきであり、その結果として自分が営む事業が好きで楽しくなければ、それを成長させて行くことは出来ないものです。事業はそれを営む者の器以上に成長しないものです。


私はお金には大らかな性格なのですが、失敗した時の経験を恥を忍んで申し上げれば、創業したばかりの事業を何とか存続させることばかりに目を奪われてしまい、日々、通帳の預金残高を確認しながら青色吐息になっていたことが思い返されます。お客様に対しては誠実に対応していたのですが、売上を高めることばかりに目が奪われていた苦い経験があります。


事業を通して何を成し遂げようとしていたかが希薄だったと思います。事業という現実の中に自分の意志を込めることが出来なかったことが敗因です。それは、何故、何を実現する為に事業を行っているのかという哲学が不足していた為に、事業という生き物に負かされてしまったということです。意志を持たずにして事業を営んでも、楽しいものにはなりません。


自らの意志は社会との関わりの中から、内心に芽生えて来るものです。それは多種多様な個性によって生まれるものですから、人それぞれ異なって当然です。それは頭で考えるものではなく、自分の感情として確立されるものです。事業を営もうとする人には不可欠なものですが、私たちが生きて行く上で持ち得なければならない忘れ去られたものかもしれません。


今日もありがとうございます!
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