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経営者の心理!

皆さん、おはようございます!
事業者になるということは、社会に対して自らの存在意義を積極的に問いながら自律的に行動して行くことです。その結果、現状に甘んじることなく必然的に社会の理想とするあるべき姿を描き出す視点が備わってくるものです。その過程は哲学をすることに等しいのです。



企業規模の大小に拘わらず経営者の心理というものは、例えるなら真空状態の宇宙を彷徨っている様な感じがするものです。それは無限に広がる社会という外界に対峙したとき、自分の存在というものが何ものにも制約されず余りにも「自由」だからです。精神的な拠り所を外に求められず、絶えず自分の内側で自問自答を繰り返しながら探し出す必要があります。


人間というものは、社会における一定のサブシステムの中で文化、規範、ルールに取り囲まれ準拠しながら生きていけば楽なのですが、経営者はそれらを描き出していく立場にありますので、答えは自分の中にしかありません。経営者稼業を真面目に全うしようとすればするほど、答えのない答えを出し続ける必要があり論理的思考では導き出すことが出来ません。


社会の価値観が揺らいでいる中では尚更です。経営者自身が寄って立つべき土台となる足下が大きく揺らいでいる訳ですから、何を考える拠り所としていくべきかといいますと、それはもう自分自身の直観しか無い訳です。その意味では、経営者というものは芸術家の様に自分を社会と対峙させて作品を生み出していくナイーブなアート活動と同じかもしれません。


ただし、経営者の中にも大手企業のサラリーマン社長や中小企業でも事業承継をした2代目以降の社長の様に、経営者となった時に準拠すべき枠組みが既に整っており、その既定事実の上でマネジメントという仕事に明け暮れている場合もあります。その様な経営者は、企業の中で既定の業務をこなしているだけですので、ここでいう経営者心理には含まれません。


しかし、その様な経営者でも本来は現状に安閑としておらず、将来に向け歩むべき道を描き出して行かなければならないことを感じている筈ですが、日々忙殺される経営判断に感けて未知の世界に踏み入ることまで及ばないでいるのでしょう。それはそれで、経営者の心理というものは、絶えず目に見えない危機感に苛まれ一身にそれを受け止める必要があります。


タフでなければ経営者は務まらないというよりも、経営者という立場に身を置くことによって、逃げ場のない不安定な役回りによって人間として磨かれて行くものなのです。それは、経験をしてみなければ分からないものかもしれません。時代は経営者に明日のあるべき姿を描き出していくことを求めていますので、ますます経営者としての真価が問われています。


その期待に応えられる経営者は、そんなに多くないかもしれません。経営者というものは、他者に導かれて成長して行く類のものではなく、それを含めて自律的に自ら磨き上げて行かなければならないからです。そこに学ぶべき教科書の様なものはなく、様々な経験を通して自ら身に付けて行く必要があります。ある意味では、人としての資質が大切なのでしょう。


経営者も与えられた一つの役割であることを考えれば、全ての企業経営者に経営者としての資質が備わっている訳ではありません。それでも経営者としての役割を担わなければならない場合もあるでしょう。人間は成長する生き物でもありますので、経営者としての経験を司りながら資質を身に付けることも考えられます。何事にも捉われない自分を持つことです。


今日もありがとうございます!
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