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セルフコントロール社会!

皆さん、おはようございます!
会社の確定申告を終えるとホッとします。業績そのものよりも、なんで確定申告書がこんなにも分かり難いものかと思います。税法や税務実務に網羅した知見があれば良いのですが、流石に今更それを身に付けようとは思いません。細目に渡り税法が一番細かいのでしょう。



働く場所を自由に選べるリモートワーク、日本独特の雇用慣行であったメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への変化、人生100年時代に生涯働き続ける為のリスキング(=学び直し)など、ここ数年で働き手を取り巻く環境は大きく変わっています。リモートワークの拡大により、上司や先輩の仕事のやり方を盗み見しながら身に付ける機会が減っています。


ジョブ型雇用が浸透すれば、これまで以上に深い専門性が求められることになるでしょう。
そしてリスキングの必要性が高まれば、どれも自分のキャリアは自ら主体的に考え身に付ける自律性が求められる時代に変わりつつあります。会社に行けば、ジョブローテーションしながら自然と仕事を覚え、自動的にキャリアアップしていく時代は過去のものと言えます。


自らのキャリアに責任を持って、社会環境の変化に対応しながら自らのキャリアを創り続けながら歩んでいくことが、これからの働き手に求められていると思います。経済産業省により纏められた「人材版伊藤レポート2.0」にも、社員が将来を見据え自律的にキャリアを形成できるよう、学び直しを積極的に支援することが重要であることが述べられています。


この働き方の変化の流れは、変わらないものと思います。むしろ働き手側も、これまでの終身雇用などにより会社に囲われた働き方の見返りとして、個々人の仕事の遣り甲斐を削がれるような画一的かつ機械的な雇用のあり方に疑問を抱いており、もっと自律的で選択肢の多い自由な働き方を望んでいると言っていいでしょう。若手ほど、それが顕著だと思います。


その意味では、新卒一括採用も形骸化しつつあり、一芸に秀でた即戦力の若者を通年採用で
雇い入れる方向にシフトしていくでしょう。これまでの様な学校の成績が優秀な名門大学出身者というブランド力だけではなく、そこに専門性と将来に向けた意志が備わっている必要があると思います。その様に考えると、現在の労働法は些か時代遅れとなりつつあります。


働き手が自律的に仕事をする様になれば、必ずしも会社との間で「雇用」という方法によらず、もっと契約社員に近いような雇用の流動性を促す雇用的形態が生まれてくる様に思います。その先にあるものは、一社独占で雇用的関係を持たずとも複数の会社と雇用的な関係を持つこともあり得ます。現に会社側が優秀な人財をシェアしようとする試みもある位です。


人口減少下、これからの社会に一番大切な資源はヒューマンキャピタルです。それを一社で抱え込み能力を発揮できない環境に閉じ込めて置くことは、社会的な損失であるとも思います。翻って、働き手にとりましても、これまでの時代とは異なるメンタルスキルが求められることになるでしょう。社会の矢面に立ち自分自身のキャリアを切り拓く必要があります。


広い社会の中で、自分がどこに向って行くのか強い意志を持つ必要があります。その為にはセルフカウンセリングやセルフコーチングなどの手法を身に付けることも大切かもしれません。自らの迷いや悩みに突き当たった時に、自分の気持ちを深く内省し客観的に見つめる術です。多少の慣れは必要かもしれませんが、働き手に取って大切なツールとなるでしょう。


今日もありがとうござます!
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