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失敗経験を糧とする!

皆さん、おはようございます!
新しく事業を起すことはリスクが付き纏うものと思われがちです。最大のリスクは事業を見極める目利き力に欠けることでしょう。そうであるなら、その目利きのできる人を呼び込み自らもそれを身に付けて行くことが必要です。リスクをマネジメントすることが経営です。



事業を立ち上げるには、とても情熱というエネルギーが必要になるものです。いくら頭で精緻な青写真をあれこれ考えても始まりません。そもそも、事業というものは自分が成し遂げたい夢を実現するために、事業を取り巻く必ずしも利害の一致しない意思を持つ利害関係者を束ねながら纏め上げていく、とても人間臭いプロセスを踏んで行く必要があるからです。


それは、それら利害関係者と見果てぬ夢を共有しながら、ベクトルを合わせていくプロセスです。良くある失敗事例として、あまりにも自分が考える事業の形に近づけることを急ぐあまり、周囲の利害関係者を巻き込むことが出来ず、時間ばかりが経過してしまい徒労に終わってしまうことでしょう。実現すべき事業のイメージを漠然と捉える位が丁度良いのです。


私自身、自らの会社を整理してから5年余りが経過し、ようやく精神的なダメージから立ち直ってきたところです。いま振り返ってみればそもそも会社を創った経緯からして、とある会社の一つの機能をスピンオフして立ち上げた継ぎ接ぎだらけの事業といえます。最初は会社の代表者を仰せつかるとは考えてもいなかったのですが、運命の悪戯と受け止めてます。


ただし、どんな経緯であれ代表者としての責任は間逃れようもなく、全てを甘んじて受け入れなければならない良い勉強をしたものと思います。スピンオフした優秀な仲間たちとの間で一種独特の気持ちの高揚感がなかったかと言えば嘘になります。その時の勢いで、旧財閥系のベンチャーキャピタルよりアーリーステージの資金を調達したことに事は始まります。


通常、そんな創業期の資金調達は出来ないものなのですが、顧客の顔の見える具体的な事業計画のリアリティに、誰しもが事業として成功させることが可能であると疑わなかったのだと思います。その様な経緯がありますから、当然にベンチャーキャピタルも事業計画を描いた張本人である私に経営の責任者としての矛先が向かうのはあたり前のことだと思います。


何の実績もない会社に、政府系金融機関、信用金庫から潤沢な創業運転資金を得て、満を持して事業スタートを切った訳ですが、そこからが苦悩の連続です。タブレットなどの情報通信機器を顧客向けにカスタマイズして提供することを生業としていましたが、パッと出の創業間もない会社に製品の品質保証面でそんなに信用力を寄せてくれる会社はないでしょう。


それでも大手キャリアやソフトウエア会社を巻き込み、教育専用タブレットや建設現場専用タブレットを提供できたことは大きな自信に繋がりました。とてもニッチな市場ではありますが、それを探り当て製品として受け止められたことは今でも忘れられない思い出です。そんな市場開拓を孤軍奮闘行わなければならなかったことが大きな誤算であったと思います。


8名程の小さな会社の中で、一人で開発営業と管理業務をこなし、その他は技術者という構図はいつまでも成り立つはずがありません。事業を行うためには、なぜそれを行おうとするのか強い意志がなければ長続きするものではありません。事業は頭で考えるものではなく寝ても覚めてもそれが楽しく幸せに感じられる必要があります。全ては自分の意志次第です。


今日もありがとうございます!
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