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素直な気持ちに従う!

皆さん、おはようございます!
多くのサラリーマンが一度は起業をしてみたいと思っているのではないでしょうか。しかし、その大方が家族を養っていかねばならないことからその機会を逸して定年を迎えてしまう現実があります。一方、自身の経験が社会で通用するか不安な気持ちも見え隠れします。



人間の思いほど移ろい易いものはありません。日々、新しい流れゆく情報の渦の中に身を置くからでしょう。しかし、その様な状況の中でも、自分の琴線に触れる情報というものは、心の奥底に仕舞われ潜在意識として定着するものです。同じような情報に触れたとき、フッとした切っ掛けで思い返され、その様な積み重ねにより少しずつ自分の意志が形成される。


これが事業を経営する立場でしたら、そんなに悠長なことは言っていられません。目まぐるしく移り変わる事業環境の中で、自らの思いや志として顕在化していなければ、周囲を惹きつけることが出来ないばかりか、自らが歩み行く道筋がぐらついてしまい、落ち着いて事業を成長させて行くことにも覚束なくなってしまいます。それが事業を営む以前の課題です。


大手企業の経営者であれば、サラリーマン社長であっても潤沢なスタッフ部門が経営戦略やビジョンのエッセンスを揃えてくれ、それを見ながら取捨選択をしていれば会社としての体裁を整えることが出来ます。しかし、それでは経営方針に人間としての魂が籠っておらず、
逆境が訪れたときに判断すべき拠り所がなく、巷の企業の様に不祥事として露見されます。


中小個人事業の経営者であれば、絶えず矢面に立たされ鍛え抜かれるのですが、自分の思い考え、志といったものが潜在意識の奥底に仕舞われたままですので、周囲がその時々の判断を場あたり的に感じてしまい、振り回されている様に感じてしまうものかもしれません。その様な状況の中、経営者自身は孤独との戦いで誰にも相談できず精神的に追い込まれます。


以前、勤めていた音響機器ベンチャーの経営者も、そんな一人であった様に思え返されます。元々、上場メーカーの国内営業担当役員であった彼にとって、サラリーマン生活が長くその時の身体に染みついた感覚を持って起業を果たしたのでしょうが、その起業してからのプロセスの中で受け止め身に付けてきた潜在的思いや志を顕在化させるに至っていません。


その後、ひょんな事からITベンチャーの経営者を仰せつかった私自身、ビジョンや経営計画を描くことが出来ても、それに魂が籠っていなかったことが思い返されます。頭で考えたそれらは儚く崩れ去ることになります。必要なことは、自分の経験してきたことに素直に耳を傾け感じることです。その中に、自分自身が一生をかけても遣りたいことが有る筈です。


事業などというものは、経営者の思いや志によって、同じ事業資源を活用しても変幻自在に形を変え得るものです。大切なことは、それらを考える葦ともいうべき自分の気持ちにそっと耳を傾けることでしょう。それを自分一人自己内省の様な方法で顕在化しようとしてもなかなか上手くいかないものかもしれません。暗黙知を形式知にする様なものだと思います。


だから、経営者には必ず自身の思いや志を顕在化し可視化してくれる参謀なりメンターが必要であり、それらが周囲との関係を形づくってくれるものなのです。その様な事業は大きく成長していくでしょう。人間の心の奥底に仕舞われた思いや志といったものは、他者との会話を通し表出し、更に磨き上げられていくものなのです。人間は一人では生きられません。


今日もありがとうございます!
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