誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

まちビジネス企業!

皆さん、おはようございます!
頭で考えることより、身体で感じることを大切にしています。直感的に何を感じるかによって、自ずとどうすべきかの答えは出ているんですね。その後は答え近づくためにどうすべきかを頭で考えれば良い。その時に、利己的にではなく利他的に共感することが大切です。



自分たちが暮らすまち(=地域)の10年後、20年後に目を向ければ、このままでは立ち行かなくなってしまうほど様々な課題が顕在化しつつあります。地方都市であれば、未だ地域コミュニティが残されていますが、都会のまちというものは日中に職場で過ごし寝に帰るだけのコミュニティが存在しない、ただ居宅が寄せ集まっている希薄な場所に過ぎません。


本来「まち」というものはそこで営みも繰り広げられ、そこにプロシューマー(=生産消費者)たちが供給者と消費者という垣根のないコミュニティが存在していて然るべきです。ベッドタウン、商業地、ビジネス街という人為的区切りが強過ぎることは、都市計画の功罪だと感じます。まちの活力を取り戻すためには、その線引きを緩やかにする必要があります。


地域から遊離した存在になってしまった大手企業は、地域に根差すことなくグローバルに事業を展開する存在です。地域経済の発展を考えますと、地域内で資金が循環再生産されていく必要がありますが、それら大手企業が提供する商品が巷に溢れ地域内での消費にも必要不可欠なものとして依存している状況からは、地域内の資金が外部に流出している状況です。


地域経済を一つの会社の経営として例えると分かり易いと思いますが、外部地域からの仕入れが売上を超過していれば当然に赤字となってしまいます。赤字が続けばその地域は立ち行かなくなることは誰でも分かることです。日本の殆どの地域がこの赤字を数十年も続けている状況では、地域が発展するどころか疲弊の一途を辿ることになることに注視すべきです。


その様な課題を是正する為に地域の売上を増やす必要がありますが、現在の都市計画の下で人々は自分たちが暮らすまちを休息する為の場所と捉えているため、新しいビジネスが生まれてくるどころか、大手企業のビジネスに代替されてしまい消滅する一方です。地域にある大手企業の店舗の売上は、地域外の本社に吸い上げられ地域内に留ることのない資金です。


もっと、そのまち固有の有形無形の資源に目を向けて新しい商品を生み出し、地域の売上を増やしていく必要があります。その時に期待されるのが、大手企業をスピンアウトした個人事業者や長年そのまちでビジネスを営む事業者が交わり連携していくことだと思います。その時に地域に根を下ろす金融機関が果たす役割が重要なのですが、そこに気付いていない。


地域金融機関の再編統合という過去の経済合理性に目を奪われていないで、地域経済が抱える課題を踏まえどの様な存在意義を打ち出していくかが問われています。これまでの金融機関という枠組みに捉われていないで、まちビジネス会社として商社のようにアグレッシブに地域内で新しいビジネス機会を捉えてビジネスをオーガナイズしていくことが望まれます。


そのノウハウが不足しているのであれば、それを持つ外部事業者と積極的に連携していけば良い話しでしょう。未だビジネスとして確立していないまちビジネス企業が、これからの地域社会において必要不可欠になるでしょう。この地域経済問題は、あまり国内では取り沙汰されてませんが、欧州各国では一国の経済をも揺るがす課題として受け止められています。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する