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事業の4機能!

皆さん、おはようございます!
お金を得ることを目的化して仕事をしている人は接していると直ぐに分かるものです。それも経済合理性なのかもしれませんが、それでは良い仕事は出来ないと思います。自分自身の志が込められていないと、アウトプットされる仕事にどこか厚みが感じられないものです。



事業の大きさに拘わらず、事業を行っていくために必要な4機能があると思います。1つ目はマーケティング。お客様が真に求める商品を作り、その情報を届け、お客様がその価値を効果的に得られるようにする必要があります。2つ目はストラクチャリング。ヒト、モノ、カネ、情報という資源を効果的に費やしていく構造的な事業の仕組み化が必要になります。


3つ目はシステミング。事業を効率良く運営して行くためには、業務を標準化していく必要があります。その上でDXではありませんがITを活用できるところはシステム化すべきです。これまでは、ここまでの3機能が揃えば事業を運営して行くことが出来ると思われてきましたが、最後に4つ目の機能として事業者に対するメンタリングを掲げたいと思います。


メンタリングとは、人の育成、指導方法の一つで、指示や命令によらず、メンターと呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言により、被育成者たるメンティー本人と、関係を結び自発的・自律的な発達を促す方法です。折角、事業の三機能が揃っても、その事業を生身の人間がマネジメントして行く以上、その良し悪しが大きく事業に影響を及ぼすと思います。


特に先行き不透明な事業環境の中で、事業者はただ一緒に事業を営む人々とのコミュニケーションを取れば良いというものではなく、事業家としてどう事業を描き出していくか裁量が問われると思います。これまでとは異なり、決まり切った事業運営を卒なくこなすだけでなく、力強く事業の方向付けをしながら向かうべき目的地を明確に指し示す必要があります。


その為に事業者は、日々の事業運営で見て感じ取ったことを頭で考えているばかりでなく、自己内省しながら思いとして表現して行くことが不可欠です。自分の内なる声に耳を傾けることは、なかなか難しいですのでメンターの様な第三者により、気付かせて貰うことが大切だと思います。些か心理描写めいた感じもしますが、人間とはその様な存在だと思います。


メンタリングは事業者だけに固有のものではなく、これからの社会を生きる上では誰しもが必要なのかもしれません。特に職業人として仕事を行っていく上で、能動的に仕事をしていくためには、標準化された仕事の枠組みに捉われることなく、仕事のあるべき姿を思い浮かべながら描き出していく必要があります。自分自身の内なる声に耳を傾けながら思い描く。


事業に関わる人が各々に、その様に自分で腹落ちした仕事をしていった時に初めて事業としての活力が最大限に引き出されるものでしょう。ただ、事業を通して多くのお金を稼ぐということではなく、社会の関わりの中における自分自身の生き様を事業に重ね合わせなければ良い仕事が出来るものではありません。それは周囲から見ていれば直ぐに分かるものです。


事業者は、事業に対する責任を一身に纏っており、その重圧は想像を絶するものです。そのプレッシャーの中で自問自答を繰り返しています。ただ自問自答を繰り返しているだけではなく、その思いを可視化することにより自分に気付きを与えることができ、初めて自身を客観視できることになります。セルフメンタリングも時として他者との対話が必要でしょう。


今日もありがとうございます!
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