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「協働」!

皆さん、おはようございます!
企業組織というものは、ある意味で非常に良くできた仕組みだと思います。仕事を通して得た個人の暗黙知を協働しながら形式知化し、企業組織として根付かせることに長けてます。ただ、最近の企業では、その暗黙知に対する理解がお座なりになっているように思います。



多くの会社が採用している株式会社という制度。必ずしも事業規模が大きくなれば株式公開しなければいけない訳ではありませんが、現在の資本主義の考え方との相性が良いせいか株主や金融機関から資金調達するのに非常に都合の良い仕組みとなっています。それもそのはず、資本主義と株式会社制度は両輪のバランスをとりながら発展してきた歴史があります。


これまでの巨大生産設備を前提とする資本集約型ビジネスにおいて、最も注視されてきた経営資源といえば「カネ」ではななかったかと思います。確かに「ヒト」「モノ」も不可欠でしたが、時代が大量生産供給をという規模の経済を求めている以上、巨額の資本を調達して巨大な生産設備を整える必要があり、ヒトはどちらかと言えばオペレーター的な役割です。


しかし、その人間の物質的欲求も満たされ、右肩上がりに成長すると信じられてきた経済にも陰りが見え、精神的な豊かさが求められる社会に移行しつつあるなかで、必ずしも企業が最も必要とする資源がカネではなくなり、ヒトに着目されるようになりつつあるようです。
何も考えず機械的に生産をする時代から、新たな商品や事業を創造する時代になってます。


新たな商品や事業を創出する為には、それを発案する人の経験を通した知識の蓄積である暗黙知と社会との関わりの中で将来を如何に生くべきかを照らし合わせながら、自らの存在意義を明確にしていく必要があります。その上で、自らの言葉にできない思いを他者との関りを通して概念化(=形式知化)していくプロセスを踏むことによって実現すると思います。


将来が不透明な先行きの見通しが立たない社会では、個々人が将来のあるべき姿を描き出すことが不可欠です。その為には、会社組織の仕組みを生産設備を主軸とする枠組みから、人間が持って生まれた創造力を発揮できる枠組みへと変革していく必要があるでしょう。その一つの表れが副業や兼業の解禁であったり、ジョブ型雇用導入なのではないかと思います。


私たちは、仕事の意味を会社から宛がわれる役割という様に感じているかもしれませんが、実はそれすらこれからの時代において変わり行くものかもしれません。これからは会社を内に閉ざされた枠組みであると捉えず、外に開かれた枠組みとして同業他社、スタートアップ企業、一芸に秀でる個人などと緩やかに連携するプラットフォームである必要があります。


その様に考えますと、仕事が会社から与えられるものではなく、自分の価値観に照らし合わせて能動的に行うものへと変わるのではないでしょうか。この段階になりますと、サラリーマンと個人事業主との境目が曖昧になって来ると思います。社内に限らず、社外にも多くの仕事が存在してます。それをベクトルが一致する共感し合える仲間と行えば良いでしょう。


協働(=協同労働)という言葉をよく使用しますが、コラボレーションやパートナーシップを意味します。これからの時代は、会社の枠組みに捉われることなく、自分個人が必要だと思う社会の課題をビジネス(=仕事)を通して解決していく時代です。そんな社会の課題がグローバル展開する会社の中だけではなく、広く地域の至る所に存在していると思います。


今日もありがとうございます!
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