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中小企業が開くこれからの豊かなまちづくり!

皆さん、おはようございます!
中小企業の良きパートナーであるCFOとして、主にファイナンスを基軸としながら経営管理から事業開発までを担っています。経営者とパーパスやビジョンを共有しながら、いかに事業の目的を達成していくか、自らの夢も重ね合わせながら感性で描くことが大切です。



東京都の北部を営業地盤に持つ巣鴨信用金庫が、民間インキュベーション施設を運営するTAKEーZ(=東京都豊島区)と連携し、同社の連携施設「RYOZAN PARK GRAND」に起業家向けの相談窓口を設置しています。TAKE-Zが運営する系列施設の全ての会員を対象として、巣鴨信金と連携した多様な相談を受けられるようにするそうです。


巣鴨信金としては、会員の増加や利便性の向上に繋げる考えで、同信金職員が月5~6回程度滞在し、自販路拡大や融資の相談などを終日受け付けていくそうです。この様な取り組みが地域の様々な場所で展開されるべきだと思います。会員をスタートアップ企業に限定することなく、事業再構築し新たな成長を目指している中小企業も利用できることを望みます。


スタートアップも中小企業もともに、創業者や経営者が潜在的な事業の構想を持っているものですが、それを具体化していくためには、それを磨き上げ可視化していくとともに、経営管理体制を整えながら、具体的に事業開発に結び付けていく必要があります。それを孤軍奮闘することなく、事業シーズというコンテンツをマネージメントしていくことが必要です。


また、いきなり全国区で事業展開を開始するよりも、一定の地域に根を下ろし地域のコミュニティの一員として加わりながら育まれていくことにより、顔の見えるステークホルダーとのしっかりとした関係を構築できるものと思います。その様なプロセスを踏むことにより、血の通った人間として良識のある堅実な経営基盤を築いていけるのではないでしょうか。


そもそも事業というものは、生活の中に存在するモノであり、これまでの様に生活とは乖離したところから商品を「提供」するものではなく、コミュニニティの中で供給者と消費者が相互に関係を持ちながら「共」に商品を創り上げていく時代だと思います。事業者としてのパーパス(=存在意義)を明確にしそれに共感するもの同士が集う「場」が必要でしょう。


事業者も企業の内外の明確な「境」を設けることなく、その線引きを敢えてファジーに垣根を低くする必要があると思います。きっと、地に足の着いた人間味ある暖かい企業として成長していくことでしょう。その様な事業者が増えることにより、地域もまた多様な個性あふれる街として、自然増殖的に人々が集いだし活力を取り戻していくことになると思います。


地域の中で事業をどう捉えていくかという視点が不可欠な時代になると思います。健全な地域というものは、ヒト、モノ、カネ、情報が地域内で循環しているものであり、それでこそ持続可能な街になると考えます。そもそも街というものは住宅街のみならず、様々な生活シーンを支える多様な事業が折り重なり時間の経過とともに街の文化が形成されるものです。


その様な街の形成を成り行きに任せたら良いかといいますと、その様なことはなくやはりある程度はマネジメントをしていくべきでしょう。合理的に規則化すれば良いというものではなく、それこそパーパスとビジョンを明確にする必要があります。その下、街にある有形・無形の資源(=コンテンツ)を見出し活かしていくコンテキスト役が不可欠だと思います。


今日もありがとうございます!
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