皆さん、おはようございます！
先日、知人たちと話をしている中でＳＤＧｓのことが話題になりました。大手企業が敢えてＳＤＧｓに取り組んでいることをアピールするのは、どこか可笑しいのではないかという指摘です。私たちが持続可能社会のことを考えるのは、自然であたり前のことだからです。

これから先行き不透明な時代を生きていくためには、これまでの過去の常識や慣習に捉われることなく、個々人が強い意志を持って自律的に思いおもいの遣りたいことを実現していくことが大切だと思います。こうやって活字にしてしまいますと抽象的で意図も簡単に思えてしまうのではないでしょうか。過去の常識や慣習に捉われずに行動する難しさがあります。

なにも寄り添うものなく、自分の心の扉を開いで、感じ取ったことを拠り所として行動に移していく姿は、まるで遠くに光が見える霧の中を手探りで歩いていく時に似ていると思います。自分の行動に先立つ思いや考えといったものが正しいか、間違っているかなんて先に行って振り返ってみなければ誰にも分からないものでしょう。信じられるのは自分のみです。

きっと時代の変革期というものは、その様な精神的な不安定さを乗り越えて、新しいことを生み出していくことであり、創造し体現していくエネルギーがとても大事だと思います。現代は、未だこれまでの時代の常識や慣習の延長で物事を捉えようとする方々が非常に多いのですが、それに耳を貸すことなく自分の道を歩むためには自分なりの哲学が必要なのです。

企業も俄かにパーパス（＝企業として社会に対する存在意義を明確にすること）経営に注目が集まっていますが、個人であっても自らの存在意義を知り、それを明確に思い続けることが不可欠です。自分の遣りたいことや、自分に出来ることを踏まえ、どの様に社会との関わりを持ち続けて行こうとしているのか、本当の意味での個性が望まれる時代になりました。

自分の内面で感じたことや考えたことは、紙に書いて可視化することが不可欠です。人間とは自問自答を繰り返しても、それを客観視しなければ行動に定着させることが難しいからです。その意味では、自分以外の他者との会話を通じて、自身の個性を獲得していくものかもしれません。暗黙知を他者との会話を通し形式知に昇華させるのと同じことだと思います。

思えば結果論ですが、自由気ままに自分が遣りたいことをだけを追い求め随分と転職し会社を変えてきたものです。こうやって活字にするとその時々の我儘にも見られてしまいますが自分の中では社会との関わりの中で突き動かされるものがあって、それを実現する為の行動であったと思う。単に利益追求するのが苦手で、何らかの社会的意義が誘因となってます。

良くいえば社会正義とでもいうのでしょうか、そこに意気を感じて仕事にあたってきたと思います。それから、自分の専門領域を広い意味での財務に限定して、そこから逸脱しなかったことも良かったと思います。その軸を通して物事を判断することが出来ました。ただ数字の大小といったことではなく、そこに隠された事実を洞察する為の言語としてのそれです。

一つの会社に留まり続けていたわけではありませんので、物事を一つの文化的背景を持つ判断軸で偏った見方をすることもありません。自分という何事にも捉われることのない自由な個性で俯瞰することが出来る立場にあって良かったと思います。それは自問自答を繰り返しながら腹落ちさせて行くプロセスであり、その時々は苦しくもあるのですが結果往来です。

今日もありがとうございます！
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