誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

中小企業の事業再構築!

皆さん、おはようございます!
社会に出てから35年余りになりますが、社会の枠組みに捉われることなく自由奔放に自分の遣りたいことを楽しんできたように思います。大きな潮流に呑み込まれることなく自らの思いを貫き通すとは、周囲の嘲笑的な眼にも増して内面の好奇心が勝るのかもしれません。



国内企業の実に99.7%が中小企業であり、そこに従事する労働者数が69%も占めていることが意味するのは、日本が中小企業大国であり以外にも地域に密着する生活者目線で多くの事業が営まれていることだと思います。これら中小企業の業績が大きく地域活力の盛衰に影響を与えることは言うまでもありません。GDPでも中小企業が過半を占めています。


日頃、大手企業の動向にばかり目を奪われがちですが、大量生産大量供給型の経済合理性というものは、確かに私たちに多大なベネフィットをもたらしてきましたが、必ずしもそのことがこれからの情報社会においてもスタンダードと言えるのか疑わしいと思います。人間の許容量を超える留まることを知らない大手企業の規模の経済追求にも限界があるでしょう。


多くの中小企業は、一芸に秀でた技術やノウハウを拠り所として、今までなら大手企業を頂点とするピラミッド階層構造の底辺を支える下請業者として経済を支えていましたが、これからは中小企業自らその階層構造から離脱して、直接に消費者と対峙して独立独歩で事業を営んで行く必要があるでしょう。それは、経済の成熟化とソフト化が背景にあるからです。


時代の変化の足音は以外に早い速度でやって来るでしょう。これからの日本にとって大切なことは、個性溢れる中小企業が軒を連ねるように私たち消費者の目を楽しませてくれることではないでしょうか。生産者と消費者の目線が合った中から新しい商品が生まれて来ることが望まれます。同時に中小企業は情報技術を用いて生産効率を高めていくことも必要です。


中小企業の事業を再構築するに当っては、どの様な産業や業界に位置する事業であっても、今まで培ってきた技術やノウハウをブラすことなく、それを基軸として少しばかり視点をズラしてやることにより新しい事業の付加価値を見出して行くことだと思います。商品の価値というものは概念化された普遍的なものではなく、時代とともに移り変わるものでしょう。


その意味では、その事業の歴史的変遷を定性的かつ定量的に俯瞰することが大切であり、そして現在の姿を充分に見極めて消費者目線で望むべき事業のあるべき姿を感じ取ることが必要でしょう。事業に携わる者が消費者目線をも兼ね備えているべきであり、消費者との対話を通して商品の価値を確かめながら、顔の見える供給者として信頼を築く必要があります。


時代の流れは、大手企業の大量生産供給に対する反動として、提供する商品に込められた供給者の思い等の人間的な温もりを感じられるかが大切になって来ています。中小企業としても継続的な成長は不可欠ですが、自らの事業にとって最適な事業の規模を見極める必要があると思います。単一の商品を作り続けることだけが企業成長に繋がる訳ではないからです。


もちろん事業を営むからには利益を出さなければなりませんが、それは目的ではなく結果に過ぎないと思います。中小企業として、どれだけ社会的に意義のある商品を提供しているかこそお客様に受け止められるために必要な大切なことであり、その様な企業には自ずと利益が付いてくるでしょう。時代は大きく変わります。それを早く受け止めることが大切です。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する