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誰しもが経営者意識を持つ組織!

皆さん、おはようございます!
穏やかな静かな朝を迎えています。日々の忙しさの喧噪の中では聞こえて来ない、着実な変化の足音が聞こえてきます。社会がどこに行き着くのかは誰にもわかりませんが、耳を澄ましてみると身勝手に流れている様に見える川の流れは一つの方向に向かっているようです。



企業の大小に拘わらず、誰しもがこれまでの組織のあり方で、これからの新しい時代を乗り切ることに無理があると思っているのではないでしょうか。これまでの組織というものは、
生産効率を最大化するために分業化による標準化と専門特化を推し進め、全体として最大のパフォーマンスを高めるべくデザインされてきました。それ自体は、合理的だと思います。


その結果として、ピラミッド型縦割り階層組織が形作られてきた訳です。個々のポジションの中で、その役割を全うしていれば、組織としてみれば滞りなく目的を達成することが出来ます。しかし、それは経済が右肩上がりに成長している時代を背景に、企業が明確な目標を定めている時に有効に機能するものであり、組織として安定的に効果を発揮するものです。


組織の中での判断軸は、効率性が重んじられ「and(=と)」ではなく「or(=か)」に偏りがちとなってしまいます。2つ以上の選択肢がある場合に、各々の底流にある本質を理解し創造的に新しいことを描き出す以前に、各々に優劣をつけどれか1つを選択することになります。それがあたり前と思い慣らされて来ていることを疑ってみることも必要です。


時代が変わり、経済が滞りだし人々が将来に対して不安を持つようになりますと、途端にピラミッド型縦割り階層組織は歯車の噛み合わせが悪くなり、至る所でスタックし始めてしまいます。いままで効率が良いと思われてきた組織が、急に重荷となってしまうのが現在の姿でしょう。各々の歯車が自律的に駆動していかないと、組織の動きが止まってしまいます。


最近、良く聞こえてくるのは、全ての社員が経営者マインドを持ってとか、組織はティール組織であるべきとか、組織をオープンプラットフォーム化すべきということだと思います。
どの言葉も本質は同じであり、中央集権上意下達型組織では来るべき不透明な社会環境を乗り切ることは出来ず、分散自働型組織の方が全体として悪路を走行するのに適しています。


各ポジションを担う方が駆動輪として自動することが求められます。そうなりますと、各々が機械的にYes、Noで効率を求めて判断するだけでは限界となります。将来が不透明な中を自律的に行動して行くためには、自ら将来のあるべき姿を描き出し、それが正しいかどうかに拘わらず、行動を起して確かめながら軌道修正していく創造力と行動力が必要です。


創造力というものは、事象と事象を結びつけて捉え、その底流にある本質を理解して、自分の意思として表現して行くことだと思います。それが合っているか、間違っているかではなく、トライアンドエラーを繰り返しながら、全てを自分の肥やしにしていかないと養われるものではありません。それは精神的にも孤独で、タフさを求められるものかもしれません。


ただし、人間というものは独りでは生きていけません。だからこそ、人は共感し合いながら互いに助け合い(=共助)、その結果として共創していくものだと思います。これが本来のあるべき姿だとした場合に、現在の社会というものは利己主義が蔓延っており無機質な感じをさせてしまうものではないでしょうか。やはり働き方を変えることが必要だと思います。


今日もありがとうございます!
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