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起業するということ!

皆さん、おはようございます!
一人ではなく信頼できる仲間と協業しながら事業を進めるようになってから、提供できる事業の幅が広がるだけではなく、1+1が3にも4にもなっていることを実感します。人が人を呼ぶではありませんが、各々が持つ人脈を紹介出来るのも大きなメリットだと思います。



デジタル化や産業構造の転換が遅く、停滞感が否めない日本の現状ですが、変化の兆しも出て来ているように感じます。日本社会の最大の弊害は、人財の雇用が硬直的で流動化がなかなか進まないところが課題だと認識していますが、最近ではスタートアップ企業などにも様々な経歴の起業家が増えつつある様です。これまでの起業とは趣きが違っている様です。


起業家といえば、伝統的に学生や研究者出身と見られてきた時代と異なり、現在では大企業出身者や大企業とスタートアップ企業の両方を経験してきた人財が過半数を占めているようです。考えてもみれば、私も大企業とスタートアップの両方を経験してから起業した一人であり、2度目の起業の只中でようやく勝負すべき事業領域が明確になってきたところです。


起業といいますと、悲壮感漂う決死の覚悟で決断する様なイメージを持たれがちですが、実際は崖から飛び降りる様な感覚ではなく、堅実に階段を上っていくような意思決定をすることが大事であり、事業を小さく産んでそれを着実に成長させて行くことを実感することが大切だと思います。誰しも経験のないことには怯むものですが、焦らず考えることでしょう。


スタートアップといいますと、早い段階からベンチャーキャピタル(=VC)から資金を得て、事業を垂直的に立ち上げていく様に思われていますが、確かにそういう方法もあるのでしょうが、その様な方法では成長痛が著しく、事業拡大に人が付いていけなくなり、途中で息切れしてしまうものです。それは一部のマスコミやVCの偏った捉え方だと考えてます。


大切なことは、成長しそうな有望市場を頭で考え、実現する為に無理矢理そこに近づいて行くことではなく、それ以前に自分が何者であるかを知ることだと思います。自分にはどの様な個性と強みがあって、それをどうすれば社会に受け止めて貰えるかを考えていくことであり、思考錯誤して行く結果として、生かされる市場に引き寄せられていくという感覚です。


それは他人任せにせず自分で勝負できる所で着実に積み上げる感覚であり、一歩ずつ信頼関係を築き上げていくことが大切です。私自身を含めた良くある失敗として、最初から企業をイメージして自分に出来ないことは、それが出来る他者を雇い入れ組織的に事業を運営して行こうとする考え方ではいけません。最初は自分に出来ることに取り組んで行くべきです。


業容を拡大して行く中で、自分だけでは手数が足りないほど忙しくなって来た時に、自分の遣って来たことを他者に委譲するとか、自分自身の確固たる軸脚を置きつつ持たざる機能を他者に求め相互にメリットのある協業関係を築くことが必要だと思います。まずは事業全てについてを自らの身体に刷り込んで行くように経験知(=暗黙知)を増やすことでしょう。


起業は無理なく自分自身を生かしていく感覚が大切なんです。なにも早い段階から株式公開を目標に掲げることではなく、結果的に株式公開することになるという類のものだと思います。時々、起業する前から株式公開を目指していらっしゃる方がいますが、それでは安定的な起業が出来るものではありません。風潮に踊らされず自然体で事業に取り組むことです。


今日もありがとうございます!
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