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CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

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創造力豊かな社会へ!

皆さん、おはようございます!
「秋眠暁を覚えず」ではありませんが、真夏の熱帯夜で深い眠りがとれていなかったせいか最近の寝不足気味の生活がたたっていたせいか、昨夜は20時過ぎに寝落ちしてしまい目を覚ましたら3時半でした。秋になり涼しくなったせいか、寝ていると気持ちが良いですね。



今の社会は、ビジネスが中心になってしまっており、そのビジネスが既に概念として確立された知識(=形式知)を演繹的に積み重ねるロジカルな考え方によって運用され過ぎてしまっている様に感じています。それは形式知と形式知を積み上げても、新しい形式知が生み出される訳ではなく、飽くまでも目先の課題に対する解決方法を提示するのみに留まります。


そこをどんなに突き詰めても、多少の効率化が図れても、いままでの遣り方とは全く異なる概念に上書きされることはありません。そこが現代社会に閉塞感が漂っている理由であり言い方を変えれば成熟社会と言われる所以だと思います。様々な文化的背景を持つ異なる考え方を持つ人々のコンセンサスを得るためには、形式知で論理構成する方が楽なのでしょう。


一方、ビジネスを離れた日々の生活の中では、人々は思いおもいの個性によって伸びのびと自由に暮らしを描き出しているものと思います。こちらの方が、人間としてより自らの本能に従って自分に素直に生きていると考えられます。ビジネスの世界も、未だ成長盛りの頃はビジネスと私生活の境界が曖昧で、人々は気ままに仕事に向き合っていたものと思います。


ビジネスの成長過程で、より経済合理性を追求していくと業務を標準化する方向へと引き寄せられて行きます。個々人が仕事を通して五感で体得してきた経験知(=暗黙知)を形式知化しようとする速度が早まり、やがて個別業務まで形式知で埋め尽くしてしまいます。その結果として、ビジネスが無味乾燥な歯車の様になってしまっているのが今日の姿でしょう。


本来、個人が持つ暗黙知と他者が持つそれが折り重なることにより新しい形式知が創出されるものです。また、形式知もそれが個人の知識として獲り込まれ、暗黙知として融合することにより、新たな形式知に生まれ変わるものです。知識の創造過程とは、この様なメカニズムを持つものなのですが、この循環過程が上手く機能していないところに課題があります。


これら暗黙知と形式知の循環過程を媒介するものが、人々のコミュニケーションでなのですが、形式知をロジカルに積み上げる現代社会の在り方が、そのコミュニケーションを希薄にしてしまってます。だから、これからのビジネスはオープンプラットフォームの上で人々が自由かつ自律的にコミュニケーションを展開して創造力豊かな社会にする必要があります。


人々のコミュニケーションという人間関係をも弱めてしまっているのも、現代社会の特徴だと思います。本来、人間というものは、煩わしい人間関係であっても、その中で他者と交わることによって新たな気付き、安心感を得るものであり、所詮独りでは生きていけないものです。個人主義が強調され過ぎる余り、人々が適度な距離感で交わる方法を忘れています。


理想的には、人々が他者の話しに対し聞き上手になることであり、相手の立場で物事を理解する共感力を高めることが必要だと思います。この共感力を高めることにより、暗黙知を形式知化して、そしてそれをまた暗黙知化するプロセスが上手く育まれます。創造力豊かな社会を実現して行く為には、暗黙知を共感力を通して形式知化する過程の強化が望まれます。


今日もありがとうございます!
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