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共感力!

皆さん、おはようございます!
若い頃より感性が強い方だったので直感的思考を多用していると思っていたのですが、最近は知人からの指摘で無意識のうちに論理的思考に偏っていることに気付きました。新しいことをブレークスルー為には直感力が不可欠です。もっと感性を研ぎ澄ます必要があります。



これからの社会で生きていくために大切なスキルとして、「共感力」が上げられると思います。日常の暮らしにおいても、日々のビジネスの場においても、共感力がなければ円滑なコミュニケーションが築けないからです。現代社会では、ロジカルに物事を捉え、論理的に説明できなければ黙殺されてしまう風潮がありますが、それだけでは進歩がないと思います。


いまビジネスの世界でも、デザイン思考やアート思考といったものが採り入れられ始めています。それは論理的思考のみでは、既に概念として確立している知識を演繹的に積み上げながら新しい概念を導き出していくことになり、未だ定式化されていない課題に対して答えを導き出せないことになります。物事の概念等は時代とともに再定義される必要があります。


これだけ社会が移り変わるスピードが早まっている中で、いつまでも既知の枠組みに捉われていては、私たちは時代の流れに取り残されてしまいます。必要なのは、もう少し自らの身体に宿る経験知(=暗黙知)を源泉とする直感力に身を委ね、感覚的に物事を捉えていくことも必要です。所詮、人間なんて論理的に行動している様でもっとアノマリーなものです。


論理的思考というものは、社会を合理的かつ円滑に運営する為の利器と思われていますが、一方の論理が採用されれば、もう一方の論理は棄却される類のものです。論理的思考を前提としている限り、人々の間に精神的な摩擦が絶えないのも事実です。交渉の場面で、円満解決するためには、当事者が納得のできる落とし所を探って行くことが現実の世界なのです。


いまの社会でイノベーションの必要が高まっているにも拘わらず、遅々として進まない理由として、やはり社会の課題を論理的に捉え過ぎているところにあると思います。必要なことはもっと人間として「良い、悪い」「好き、嫌い」というような感覚で物事を捉えていくことも必要でしょう。その上に、必要に応じて理路整然と論理構成して行けば良いでしょう。


まずは人間の本能である直感力を信じて、物事を見てみることだと思います。その際に、他の人々とどうやってコンセンサスをとっていくかですが、言葉にならない感覚を共有して行かなければなりませんので、そこはもう共感し合うしかない訳です。共感とは、他者と喜怒哀楽の感情を共有することであり、相手の立場に立って気持ちを推し量るしかありません。


その共感する力が共感力なのですが、現代社会では論理を優先するがあまり、共感力が減退してしまっていると思います。コミュニティが失われつつあるのも、ある意味では共感することより論理を優先する社会になったからではないでしょうか。地域でのコミュニティ、職場でのコミュニティ。サードプレースが注目されている理由がそこにあるものと思います。


人々が共感し合う力を高めて行かない限り、新しいアイディアや考えは生まれて来ないばかりか、イノベーションなどは起き得ないでしょう。人間というものは、協調し合いながら互いの欲求を満たしていく存在です。共感力を研ぎ澄まし、個々人に宿る暗黙知を共有する中から、新たな知識を育んで行くものだと思います。それは感性を磨くことに他なりません。


今日もありがとうございます!
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