誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

持続可能社会を育む共創カフェ!

皆さん、おはようございます!
カウンセリングを行う為にはクライエントとの共感的理解が不可欠です。相手の言葉だけを受け止めるに留まらず、表情、身体から滲みだしてくる感情をも五感をフルに活用して感じ取る必要があります。共感する瞬間とは、心の中に相手の像が描き出されているものです。



カフェにも色々ありますが、大方の人は芳しい香り漂う落ち着いた雰囲気の中で、我に返り思いに耽ながら自分の時間を楽しむ「場」所だと思います。例えばスターバックスからハードロックカフェまで、個々人の嗜好により好みとする店構えやコンセプトが異なって当然だと思います。しかし、その本質はそこに居ることで自分の存在を意識できることでしょう。


素の自分に成り切ることができる、あたかも自身が主人公であるように自分に向き合える、安心できる場かもしれません。行きつけのカフェであれば、他のお客様と顔見知りとなり、やがてコミュニティが形成されるようになります。その様な場をサードプレースというなら現代社会においては昭和レトロなサードプレースを失いかけているということが出来ます。


世界的にも良く知られているのは、サードプレースとしてのカフェから様々な芸術家たちを育んできたということです。それは、カフェで繰り広げられる人々の交流を通して、新しいアイディアや考えといった知識が生み出され易い環境であるからでしょう。知識創造とは、人々が共感することによって暗黙知と暗黙知が折り重なり合い形式知を創出することです。


知識創造する為には、ただカフェに人々が居合わせるだけでなく、コミュニティが存在し得る一定の共通意識や互いに共感できる程度に顔見知りである必要があるでしょう。その為には、そのカフェならではの目的が明確であった方が、暗黙知と暗黙知が交わり易いものと思います。珈琲を提供するだけがカフェではなく、もっと広い概念で捉える必要があります。


例えばコ・ワーキングスペース、FabLab、DIY工房、フューチャーセンターなども積極的な意味でサードプレースとしてのカフェと位置付けることが出来るでしょう。そこは新たな事業や製品を創発する場であり、そこに集まる人々が思いおもいに自らが遣りたいことを実現する為に、時として集まる人々が協力し合うコミュニティということが出来ます。


その様な、共に交わりながら創造力を発揮する場としてのカフェを「共創カフェ」と言うことにしましょう。その様な共創カフェが地域に根差し、地域内外の人々が交流しながら地域に必要な新しい事業や商品を創発していく仕組みが、結果的にその地域の社会を豊かにしていくものと思います。もちろんその為には、地域の課題を解決していく視点が不可欠です。


地域を持続可能な社会の仕組みへと変えていく為には、旧態依然とした現行の社会の仕組みを少しずつ変革していく必要があります。資源問題、行き過ぎた経済合理性の追求など、どれも人間が造りだしたメカニズムであり、社会が複雑専門特化する中で集団心理が働いてしまい個々人の力では如何ともし難い状況にありますが、人間が変えていく必要があります。


その意味では、我に帰れる場であるサードプレースとしてのカフェを通じて、地域の人々が共感し合いながら創発していくことが不可欠ではないでしょうか。その様な地域の草の根的な動きが、やがて大きなうねりとして社会の変革に繋がって行くものと思います。現代社会メカニズムを過信せず、素の自分に耳を傾け知識創造してこそ生き甲斐に通ずるでしょう。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する