皆さん、おはようございます！
中小個人事業において、本業である業務の実務を回すこととマネジメントの両方をバランスよく目配せをしていくことは、なかなか難しいことだと思います。方やアクセル、もう一方はブレーキであるため、両者を軽妙に踏み変えていくためにはそれなりの経験が必要です。

働き方が多様化する中で、注目が集まっているのが副業です。最近、副業をしたい人と、人財が欲しい企業をマッチングするサービスが増えてきているようです。新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが浸透し、物理的な距離の制約が小さくなり、地方企業での副業を紹介したり、その際に出社かリモートかを選べたりするのも特徴となってるようです。

「サンカク」は副業希望者と地方企業を引き合わせる「ふるさと副業」マッチングサービスの展開をはじめています。副業を探すときは、まず会員登録をして人財募集案件を閲覧します。応募すると企業が応募者のプロフィールなどを確認して条件に合うか判断し、返信する仕組みとなっています。副業における契約期間は、３ケ月から半年前後が多いそうです。

副業への関心は高まっており、５月のサンカクのホームページ閲覧数は前年同月比で６割増えています。柔軟な働き方を認める企業が増えているほか、コロナ感染症拡大を機に地方で貢献したいという思いを持つ人や、個人でスキルを磨いておきたいという人が確実に増えつつあるようです。これも情報社会がもたらす、社会の変化の一端であると言えるでしょう。

ヤフーも５月にマッチングサービス「Ｙｈｏｏ！副業（ベータ版）」を始めています。３月に先行して登録者を募り、現在までに約１０万人以上が集まっているそうです。人財を募集する掲載企業は当初９社でしたが、現在は約４０社まで増えているようです。一休、ドワンゴなどの有名企業からスタートアップまで副業人財を募集する企業の幅は広がっています。

募集企業や職種、出社するのかリモートワークなのかといった働き方などの条件を絞り込むことにより検索することも出来るようになってます。職種は営業、企画、システム開発等多岐に渡り、利用者は自分の経験や強みによって選べます。利用者は同サービスのサイトに会員登録し案件を選択、そこから企業側のサイトに移り応募や選考を進めることになります。

社会の変化により新たに生まれる需要に対して、早速、それに応える新しいサービスが生まれているところに、流石に時代の流れの速さを感じざるを得ません。しかも、情報技術を駆使してそれを実現しているところがイノベーションなのでしょう。私個人的な意見として、そうやって副業人財が増えていくことは、社会のあり方も変わらざるを得ないと思います。

目まぐるしい速度で移り変わる事業環境の中で、企業もこれまでの様に何でも自前主義で資源を取りそろえることが難しくなっており、かつ新し発想やアイディアを求め始めていると言えるでしょう。また、働き手側も、持てる能力を存分に発揮して自己実現していく為に、一つの会社だけではなく様々な会社で経験を積むことにより視野を広げる必要があります。

なお、副業すること自体、会社規則、機密保持、労働時間管理など制約があることは事実ですが、社会における規則というものは、社会が変容しそれが合わないものになれば後から時代に合致した制度に置き換えられていくべきものでしょう。社会というものは、そこで営む個々人の欲求の総体として規定されるものであることから、自然な成り行きだと思います。

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