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地域プラットフォーム!

皆さん、おはようございます!
人間には生来持って生まれた動物的な直感力が備わっているものと思います。普段、その力を発揮できないでいるのは、生まれながらにして社会の常識や慣習に従って暮らすことに慣れ切っているからでしょう。それを超越していく為には、素の自分になることも大切です。



これまでの会社といえば、例えばメーカーの様に自社単独でオリジナル製品を提供するように、ヒト、モノ、カネという経営資源を自社内に集中させ、自ら製品を開発し、製造、販売、アフターサポートに至るまで、独自で完結させることがあたり前のように考えられてきたと思います。株式欄などを見ても、業種ごとに括られているのは分かり易い例でしょう。


しかし、それは供給者側の都合からくる便宜上の考えであり、前提となる条件が変われば当然に変わり行くものだと思います。もう既にその糸口が見え始めていますが、需要者側の付加価値を追求していきますと、必ずしも高品質な製品を提供することに留まらず、その製品をいかに使用して最大のベネフィットを享受するかに行き着きます。モノのコト化です。


メーカーがモノづくりより、モノを媒介としたサービス提供の方が付加価値が高いことを見出すのなら、モノづくりは製品開発や生産管理のみを自社に留め、生産プロセスは外部企業にアウトソーシング、若しくは生産設備を同業他社と共有する方が効率的になるはずです。
自らは製品を媒介としたサービスの提供にシフトした方が理に叶っていると考えられます。


需要者側のニーズに応えるということは、今まで縦割りであった産業構造を生活シーンに合わせて横割りに捉え直していくことが不可欠になります。自社単独でそれに応えていくことは不可能に近く、同業他社に留まることなく異業種他社との連携があたり前の社会へと変容していくように思います。それは会社間のみならず会社内でも同じことが言えるでしょう。


会社が他社と連携しながら新しい事業や商品を創出することに重きを置くのであれば、それを担う会社内の働き手も、日本型雇用慣行やピラミッド型階層組織に捉われることなく、自ら新しい事業や商品を創出するために他社との連携する人脈や行動力を持ち合せていなければなりません。その為には、会社をオープンプラットフォームにすることが必要でしょう。


それからもう一つ大切な視点があります。会社として需要者の暮らしに応える商品を提供しようとした場合、マスマーケットを対象とするのではなくエリアマーケットに限定していく必要に迫られると思います。そのエリア内で業種の壁を超えて、複合的な商品を提供できなければなりません。事業規模によって対象とするエリアの捉え方も異なって来るでしょう。


それはエリアプラットフォームを構築し、その上を様々な会社が統一された商品提供という目的のために連携すると同時に、お客様もそのプラットフォームを利用してベネフィットを得ていく世界だと思います。その際、会社自体がオープンプラットフォームですので、働き手もそのプラットフォーム上で必要とされる仕事に自由に参加する形になると思います。


これから到来する社会は、いままで常識と考えられてきたことを覆す、凄まじい力を持っていると思います。組織の力よりも、個々人の力の方が勝るそんな多様な価値観を受容する社会でしょう。それはまた、個々人のコミュニティエリアを礎としますので、私たちのリアルな活動範囲(=地域)を一つの単位として、経済活動が行われていくことになるでしょう。


今日もありがとうございます!
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