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五十にして天命を知る!

皆さん、おはようございます!
ようやく前年度の確定申告も終わり、これで晴れて新年度に切り替わったという気持ちがします。一年の総決算ではありますが、この様な時でもないと昨年一年間を俯瞰してみることがないかもしれません。やはり期を重ねるごとに、自分が為していることに自信が出ます。



孔子の「論語」ではありませんが、五十歳になって天から与えられた自分の使命を知るようになった様な気がします。振り返ってみれば、20歳代に地域づくりを目指し、方法論としてコーポレートファイナンス(=企業財務)を身に付けはじめ、30歳代で事業再生、事業開発、M&Aなどの場面で、経営視点で企業財務を捉える基礎を叩きこまれた気がします。


40歳代で、大手化学メーカーで企業価値経営を思う存分に採り入れ、それを成し遂げたという、手前味噌ではありますが自分自身でも企業財務の検定試験にでも合格した様な感じがしています。その後、ベンチャー企業の経営者として企業財務に関わっていますが、一つだけ「地域づくり」という志を見失っていたことに気付いたのが50歳代になってからです。


自分の肝に銘じているのは、今まで培ってきた企業財務は方法論であって、目的ではないことです。50歳代を企業財務を通して「地域づくり=地域創生」を実現すべく走りはじめ、少しずつ加速していることが自分でも感じられます。しかし、しみじみ思いますことは、35年間という長きに渡り身に付けたスキル=経験知をぶらしてはならないということです。


もう少し若い時であれば、隣の芝生が青く見えたり、まだまだ多くのことを吸収しようという意欲が湧くものですが、いまは自分が責任を持って確実に負えることを礎として事を為していきたいという気持ちに変わっています。それだけ、より誠実に生きたい、他者とかけがえない信頼関係を築いていきたいという気持ちの表れが、自分をそうさせているようです。


事業が上手くいかなかった時に先輩経営者から諭されたのは、経営というものは例えどんなに優秀な技術者を雇用して事業を行う場合でも、その社員が仕損じることもあり得る。そんな時に経営者がバックアップ出来ない事業を行ってはならないということです。この時の言葉は、私に深く突き刺さりいまでも脳裏に鮮明に焼き付いています。とても腹落ちします。


よく企画力が逞しい経営者が華々しく事業を営んでいる姿を見かけますが、業績が伴っていないことが多々あるようです。陥り易い罠として、企画力があれば事業を営んで行けるものと勘違いしてしまう様です。やはり自分の知見が働く事業を行うべきですし、俗にいう企画畑の方であれば、その企画するという事を商品として提供する事業を考えるべきでしょう。


翻って、企業財務の知見でどうやって事業創生に結び付けて行くかですが、やはり地域経済を下支えしている中小個人事業者の立場にたって事業再構築を行うとか、事業者間の連携を図ることにより地域バリューチェーンを構築していくことなどと考えます。その結果として地域に活力が生まれ、新しい仕事(=営み)を創りだしていくことに尽きると思ってます。


それを中小個人事業者のアドバイザーとして取り組むことも出来ますし、講演という形でノウハウを広めて行くことも出来るでしょう。更には、中小個人事業者との合弁という方法もありますし、資金の出し手側に対するマネジメント支援を行っていくことも考えられます。自分に与えられた使命から逸脱することなく、腰を据えて取り組んで行きたいと思います。


今日もありがとうございます!
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