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起業の処方箋!

皆さん、おはようございます!
産業カウンセリングの実技が始まっていますが、クライエントの話しを傾聴する技術を習得する以前に、まずはクライエントの立場に立って自分自身の内面にあるものをさらけ出す訓練をしています。これは確かに大変なことなのですが、他者との対話の基本なのでしょう。



なぜ私が起業をしたかといいますと、やはり幼少のときより脱サラをして外食事業やプロダクションの経営をしていた父親の後ろ姿を見ながら育ったということもありますが、自分の思い通りに事業を営みながら社会に貢献していく姿に憧れの様なものを抱いていたからかもしれません。人並みにサラリーマンとして社会人生活の第一歩を踏み出している訳ですが。


もし、最初に入った会社が意中の会社であったら、今頃もサラリーマンをやっていたかもしれません。しかし、運命の悪戯とでもいうのでしょうか、希望を叶えることが出来なかったからこそ、将来自分で事業を起すために必要なキャリアを築いてきたのかもしれません。20歳代の頃は、財務と事業開発を修得する為に信用金庫とディベロッパーに勤めています。


その後、新規参入航空会社創業メンバーとして事業立ち上げに加わりますが敢え無く玉砕した苦い経験も思い返されます。世の中には20代後半~30代前半に起業して成功する方もいますが、事業を営むためには社会との関わりの中で何を成し遂げたいかという哲学にも似た深い考えが必要であることをこの時に学びました。ただスキルだけでは駄目なんですね。


きっと若い頃に成功された方々は、創業した事業が時流に乗って業績が伸びたのでしょうが後から精神的な苦闘を繰り返しながら人間的成長を成し遂げているものと思います。事業に対するスキルと哲学という両輪がかみ合わないと成長には覚つきません。一旦、サラリーマン生活に戻り、事業再生、M&Aの仕事に携わり、スキルに磨きをかけることになります。


サラリーマン生活というものは、スキルの研鑽には都合の良いところだと思いますが、自分が事業を背負わない限り事業哲学を身に付けることは出来ないものだと思います。そんな私も、子供たちの成長に合わせて必要になる生活費負担に感けてしまい、人生2度目の起業機会が40歳代半ばになってからですが、勿論、事業哲学が醸成されている訳がありません。


ただ自ら事業を背負わない限りそれを確立することは出来ません。ITハードウエア技術者と共にファブレスメーカーを立ち上げ、IPOを目指しタブレットやスマホの受注生産事業を始めます。大手流通グループ等からオリジナル製品の受注が迷い込むのですが、急激な成長痛により資金調達が追いつかず、最終的に一部上場企業の傘下に入り事なきを得てます。


そんな紆余曲折を経て現在の地域創生事業を営む地域経営会社を目指すに至っている訳ですが、この事業目的に腹落ちするまで約10年の月日を掛けてしまいましたが、この軸が固まらない限り大成することはないものと思います。事業を行うということは、どの様な不合理なことも厭わず呑み込んでもなお、寝ても覚めてもその事業を思い続ける熱意が必要です。


会社に勤める多くの方々の中に起業をされたいという期待の声が聞こえてきます。最近では副業を認める会社も増えていますので、まずはプチ起業されることをお勧めします。自律するということは、自分ならではの事業哲学を築き上げることが早道です。学生時代に思っていた意中の会社が、新たに地域創生事業を始めているとは不思議な巡り合わせを感じます。


今日もありがとうございます!
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