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バブル崩壊世代のキャリア!

皆さん、おはようございます!
昨晩は、大工から一代でグループ企業を築き上げた老経営者との懇親会がありました。威圧感のあるオーラからは、とても間もなく90歳を迎えるとは見えない若々しさがあります。そんな翁からビジネスは皆で雑談する中からアイディアが生まれるという発言に共感です。



バブル絶頂期に社会へ出て35年が経過します。普通なら、そろそろ定年退職を控え老後のことを考える時期なのでしょうが、お陰さまで自ら事業を営む立場にあり、まだまだ引退には程遠く10年後、20年後のあるべき姿を追い求め続けている状況にあります。そんな私がどの様なキャリアを積み、自ら事業を営むかに至った経緯を振り返ってみたと思います。


元々、父親が商売を営んでいたこともあり、漠然とですが大学時代より自ら事業を営みたいという気持ちがどこからにあった気がします。最初に勤めたのが信用金庫であり、どちらかといえば苦手意識のあった金融、財務、経済といったものを身に付けたいという思いからであったと思います。学生時代に地域経済に興味があったことも選択の理由かもしれません。


入庫後3年が経過し、金融機関の実務も一通り身に付けた頃に、セゾングループの中核ディベロッパーの中途採用の募集があり、不動産開発に限らず幅広くショッピングセンター、ホテル、リゾート事業等の事業化に関われることから迷わずに転職したことが思い返されます。都市開発事業本部において、ショッピングセンター、ホテルの事業開発に邁進します。


と、ここまでは良かったのですが、予期されたバブル経済崩壊が現実のものとなり、1兆円を超える負債を抱える会社が破綻することになります。会社の再建計画を策定する立場となり1200名いた従業員も400名程度にリストラすることになりました。この時は会社再建業務が面白く、また非常に勉強となるため、早期退職に応じる考えはありませんでした。


当時はまだ民事再生法など法整備がなく、2000年にセゾングループ解体劇の発端となる任意整理に至るまで同社に留まることになります。通常でしたら会社に対する帰属意識をもって仕事をするのでしょうが、この様な状況下では自分に対するロイヤルティが唯一の拠り所となるものです。この時の経験が今でも自分の仕事観に繋がるほどの転機だと思います。


会社なき後は、それまで身に付けたスキルで身を立てるべく、ファイナンスアドバイザリー会社、大手化学メーカーでM&A業務に取り組むことになります。いまでこそジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の是非が取り沙汰されていますが、その頃の私の意識は完全にジョブ型であったと思います。どこまでもコーポレートファイナンスを突き詰めていきたいと。


そこまで専門性を極めると手掛けてみたくなるのが経営という仕事です。スタートアップ企業に身を転じ、株式公開を目指しCFO、CEOを務めています。そこで直面したのが、事業を司るということは自分自身が社会との関わりの中で事業を通してどの様な将来像を思い描くかという熱い思いが必要であり、それを会社の理念として投影しなければいけません。


寝ても覚めてもブレない自分の強い思いを持ち続けることが不可欠です。それは頭で考えるというよりも、過去の原体験の中から導き出されるものかもしれません。それ以来、自問自答を繰り返していますが、いま自分が目指しているのは「地域創生」です。地域の中小個人事業者を元気にすべく、今までの知見を活かし地域の活力を高めて行きたいと考えてます。


今日もありがとうございます!
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