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シニアの転身!

皆さん、おはようございます!
多摩川の上流と下流、そう木材生産加工事業者と金属加工事業者が手を組み新たな商品を開発するプロジェクトがスタートしました。元々、山と海は川を介して相互に補完し合いながら繋がっており、持続可能な社会を再興していくためにも意義深い取り組みだと思います。



社会の移り変わりをつぶさに見ていますと、今まで重厚かつ堅固だと思われてきた大手企業の風向きも随分と変わってきたものと感じます。これまで経済成長とともに歩んできた企業成長という軌跡も、必ずしもあたり前ではなくなっています。それは、多様化する消費者のニーズに応えられる商品を提供できるか否かではなく、もっと本質的な問題なのでしょう。


もしかすると経済合理性を追求し磨き上げてきたピラミッド型階層組織自体が、時代に合わなくなっているのかもしれません。分業化と標準化による全体最適と調和を図るために新卒一括採用、年功序列、終身雇用という日本ならではの雇用慣行を生み出し、家族主義的な企業文化を培ってきましたが、その絶妙な歯車の嚙み合わせに軋みが出ている様に思えます。


モノが溢れ満ち足りた社会において人々が希求していることは、モノではなく精神的な豊かさを享受することであることは間違いのない事実だと思います。モノに対してすら文脈やストーリーを求めるコト消費社会へ移り変わる中で、企業は未だ物量的な価値を重んじる枠組みに固執しているところに、いま変革期を迎えている社会の矛盾があるのかもしれません。


これからの時代は、多様性、自律性、部分最適性が求められ、情報化社会の進展が一層それを助長するものと思います。これまでの社会の価値観とは一変する訳ですが、そのことに対して期待と不安が入り混じっている世相といえるのではないでしょうか。日本の歴史を振り返れば、ちょうど幕末から明治維新にかけての社会が不安定な時期と似ているのでしょう。


この様な時代は、とかく過去の慣習や価値観にしがみつきたくなってしまうものですが、生活者個々人が将来に向けて期待する自身の思いや気持ちに耳を傾け、一瞬の風の流れに身を任せて前を向いて歩むことが大切だと思います。生活者の一人ひとりが、どの様な社会の到来を思い描くかによって、それが現実のものとして具体化していくのではないでしょうか。


これから定年退職を迎えるシニア世代について、70歳まで就業継続が促されているとはいえ、報酬の大幅ダウンを余儀なくされ、かつ転職がままならない現代企業の雇用慣行の中で寿命の長期化により今後の生活をどう維持していくか切実な問題だと思います。そんな時だからこそ、今まで40年ものあいだ培ってきた経験の棚卸を行ってみると良いと思います。


その様な中から、きっと将来に向かって手掛けてみたいことが、おぼろげながら浮かび上がって来ることでしょう。自分自身の気持ちが前を向くことによってはじめて、具体的な行動につなげることが出来るものです。長年培ってきた経験に愛着がある訳ですし、それだけの経験があればこそこの広い社会にそのノウハウを求める他者が必ず存在するものでしょう。


「好きこそものの上手なれ」ではありませんが、好きなことを遣っていれば必ず道が開けると思います。現時点の企業組織も変革期の最中にあります。中には、定年退職制度自体を撤廃する企業も現れています。しかし、誤解しないで頂きたいのは、それは今までのような終身雇用としてのそれではなく、あくまでも個人事業者のような自律性が求められています。


今日もありがとうございます!
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