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産業カウンセリング!

皆さん、おはようございます!
昨夕、あるオンラインコミュニティで出会った方とリアルにお会いする機会がありました。
年齢も同じ位で、社会に出てはじめて勤めた会社が金融機関であり、バブル経済崩壊により勤めていた会社が破綻してしまったという同じような境遇を持つバブル経済崩壊世代です。



この春から半年間、産業カウンセリングの勉強をすることにしました。もともと大学で心理学を専攻したのも、ビジネスの本質は人間であるという、ふとした気付きから経営学や経済学ではなく、人間を通してビジネスを捉えてみたかったからです。大学4年間で学べることには限りがあり、未だやり残したことを成就すべく、最後の学びの場として捉えています。


産業カウンセリングといいましてもその領域は広く、大きくは「メンタルヘルス対策への支援」「キャリア形成への支援」「職場における人間関係開発・職場環境改善への支援」という3つの領域に分けることができます。その中でもキャリア形成への支援に必要性を感じており、大学時代に学んだ組織行動論や働く人のモチベーションを補強したいと考えてます。


いままで30年余り、事業再生、M&A、事業開発の場面における、いわゆるコーポレートファイナンス(=企業財務)に携わって来ています。確かにその分野においては目を瞑っても歩けるほどの経験値があるのですが、それらの仕事をもっと異なった視点から見つめ直してみたいという気持ちに駆られているという点も否めません。人間としての幅を広げたい。


それから、これは仕事と言えるかどうかわかりませんが、日々の仕事の中で企業の成長に向き合っていますと、企業財務というものは事業を改善する一つの視座やコミュニケーションツールとしての方法を与えてくれるのですが、それを突き詰めて行きますと、最後はそこで働く人の心理に行き着くものであり、前向きなマインドで働くことの大切さを痛感します。


いまでも働く方々とのコミュニケーションを図りながら、モチベーションを高めることに留意しているのですが、そこからの気付きは会社の理念やビジョンと働く方個人の将来ありたい姿、目標、ビジョンなどを重ね合わせ共感しているかどうかが大切だということです。将来のビジョンが明確な方ほど、仕事に対する眼差しが真剣で伸びて行くものだと思います。


また、変革期の最中において社会の動向をつぶさに見ていますと、これからは一つの会社に一生勤める時代ではなく、人財の流動化が進んで行くと思います。これは企業側の事情もありますが、働く側の心理からも自分の遣りたい仕事に伸び伸びと取り組んで行きたいという方々が増えています。その時に大切なのも自分のキャリアに対するビジョンだと思います。


このキャリアビジョンというものは、誰しもが何となくイメージしているものだと思いますが、それを実現していく為には自分の資質、いままでの経験、そしてそれを踏まえて将来ありたい姿を明確にしていく作業をともないます。自分一人で出来そうで、意外に第三者の意見を採り入れた方が良い場合もあります。そんな時に、寄り添って行ければと考えてます。


キャリア形成支援に係る産業カウンセリング知識を身に付けることが、今までの企業財務にどう結び付くかは分かりません。ただ、企業や事業というものは元を辿れば、創業者個人の思いの上に立っているものであり、原点は個人の将来ビジョンであることは間違いありません。これからの時代、企業で働く方々が個人事業者の様な感覚を持つ必要があるでしょう。


今日もありがとうございます!
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