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社会変革の処方箋!

皆さん、おはようございます!
企業の成長の源泉はヒューマンリソース(=人的資本)であることをつくづく感じます。社会の大変革期において、新たな社会像を描き出していくのは人間が持つ創造力であり、創造力とは社会との関わりの中で、自らの思いや考えを突き詰め表現していく行為だからです。



大手企業、中小企業に拘わらず、これからの社会を変えて行く為の原動力は人財であると考えています。いま社会にはエネルギー問題、食料問題など、持続可能社会を実現して行く為の様々な問題が山積していますが、それらの問題に対処療法的に取り組んでも効果はなく、やはり根治療法として本質を充分に見極めて取り組んで行かなければならないと思います。


その為に一番効果があるのは、人がもっと社会との関係の中でフレキシブルな発想で活動できるように変わること、つまり人生の大方の時間を費やしている働き方そのものを変えて行く必要があると考えます。多くの人は企業という集合体に帰属することにより、集団で力を合わせ事業活動を通し社会の問題を解決していくものですが、その効果が弱まっています。


それは、企業という事業主体の理念、ビジョン、志、戦略といった魂が形骸化し時代にそぐわず揺らいでいるからであり、この450年の間に蓄積してきた社会の枠組みが大きく変化している中で、これからの新しい社会のあり方を描き切れないでいるからだと思います。企業という擬制法人には意思はなく、そこで働く人々にもっと強い思いが必要なのでしょう。


企業組織に帰属する人々は、分業体制の中で自らの役割を遂行しなければ企業自体が立ち行かなくなってしまうことを理解しています。しかし一方、標準化された仕事をこなすだけでは何も変わらないというジレンマも持っているものと思います。企業という全体最適を目指す組織構造は、部分を司る働く人々を組織に埋没させてしまうマイナス面も持っています。


一見、生産性を追求するのに合理性を兼ね備えていると考えられる現行の組織構造を見直し新しい企業組織のあり方をデザインして行かなければ、これからの社会は何も変わらなくなってしまいます。必要なことは、新しい時代にあった企業の目的(=理念、ビジョン、志など)を打ち立てること、そこで働く人々個人の将来像のベクトルを合わせることでしょう。


企業の目的というものは、本来は創業者自らが経験の中から打ち出していくものですが、創業者なき後の企業においては、そこで働く人々が描く将来像の最大公約数として打ち出されるしかないと思います。その為には、働き手個々人が社会との関わりの中で、何を成し得て行こうとしているのか、まずは将来に向けた自らのキャリアプランを持つ必要があります。


働き手の視野を内側に向けてしまいがちな企業組織ですが、社会との関わりを見出していくためには視野を思い切り外側に向けて行く必要があります。企業という枠組みを通して社会を見つめることなく、社会と直接対峙することにより自らの思いや考えを研ぎ澄ませて行く必要があるでしょう。その意味では、副業や兼業から得る経験は企業にとって不可欠です。


企業ありきの仕事ではなく、企業に勤めていても個人事業者のようにまずは自らのキャリア人生を確立することによって始めて企業の活力が生まれてくるものと受け止めます。その時に必要なのは、自分の人生に対する理念、ビジョン、志、戦略などをまずは明確にしていくことです。誰しもが個人事業者の様に自律的に伸びやかに活動していく社会が望まれます。


今日もありがとうございます!
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