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副業から得ること!

皆さん、おはようございます!
副業・兼業を解禁する企業が増えています。一つの会社に留まることなく、持てるスキルを社外で活かし、自らの視野を広げるという意味で、年齢に関係なく成長に繋がるからです。
その経験がキャリアライフの目的を明確にし、自律的な行動へと向かわせることでしょう。



最近、大手企業に勤めるサラリーマンが地方の中小企業の経営革新やDXなどを手掛ける為に、副業する事例が増えている様です。副業で労力を提供する側も、それを受ける中小企業側も双方にメリットがあると思われます。ただ折角、副業という機会を得たのなら、リモートワークで業務を請けるのみならず、企業の中に入り込み人間関係を築いていくべきです。


私自身、社外のCFOという立場で幾つかの中小企業の経営革新を手掛けることを生業として事業をスタートしていますが、視点を変えれば帰属する組織を持たずに複数の副業(=兼業?)を手掛けているということも出来ると思います。副業的な仕事の集まりも、手掛ける企業の数が増えますと、本業として立派に事業の柱に成り立っていくものだと思います。


最初は、中小企業が抱える業務課題の一部分を手掛けることから始まる場合が多いですが、経営者、更には従業員の方との人間関係が深まっていくにつれ、その企業が抱える本質的な事業課題が見えるようになってきます。それを可視化しながら経営者と膝を交えて解決策を模索するうちに、自分の守備範囲も広がり、自律的にそれを手掛けて行くようになります。


いまの中小企業は、業種は異なれど皆さん同じような課題で行き詰っています。事業として成立しているためには、少なからず社会で評価される商品を提供できる核となる事業資源を持つものであり、それを購入してくれるお客様がいらっしゃる訳です。ただそれが、早まる産業構造の変化により、昔のように継続して売れなくなっているところに問題があります。


それは、B2B事業であれば大手企業を頂点とする下請、孫請け構造に甘んじていられなくなっていることや、B2C事業であれば移り変わる消費者の価値観に対応し切れなくなっていることです。元々、中小企業は単一商品を繰り返し作り、販売し続けることによる商売を得意としていますので、その単一商品の売れ行きが怪しくなれば業績に大きく影響します。


これら中小企業に対する打開策は、新たな商品を企画開発すること以外にないのですが、お客様が何を欲しているのかが分からないこと、単一商品を提供する軸となる資源を持っていても他の商品を提供する為の応用力に欠けている点が否めません。そうであるなら、それら得意分野を持つ中小企業が手を携えながら共同で新しい商品を提供していく他ありません。


お客様が欲している商品を掴むことは容易ではありませんが、それでもお客様の所へ行き話しをすることで新たな気付きを得たり、直接に消費者と対話していく中から新たな商品の構想がおぼろげながら浮かび上がって来るものです。それを今という時代であれば、クラウドファンディングという便利なテスト販売方法を活用して検証していくことも可能でしょう。


どの様な業務を副業として請負っても、それを深めると行きつく先は同じところだと思います。副業される方が持つスキルの単なる切り売りに留まらず、その業務の本質を突き詰めていくと、いずれも中小企業の活力を取り戻す為であることが分かります。副業という貴重な経験を通し、自らが目指すべき目標を明確にし、実り多き人生にする必要があるでしょう。


今日もありがとうございます!
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