キャリア教育の必要性!
皆さん、おはようございます!
人間は、自分の自由な発想で行動していれば、自然とその思いが実現していくエネルギーを持ち合せているようです。ところが、得てして固定観念に捉われやすく、自分が本当に遣りたいと思う内なる声に気付かないことが多いようです。自分に素直になることが大切です。
就職活動で企業の情報をできるだけ集めてキャリア形成の意識を高めておかないと、早期に離職しやすい実態があります。また、長年、同じ会社を勤めあげ、定年退職を迎える方々についても、その後の人生を精神的に豊かなものとしていくためには、それまで培ってきたキャリアの棚卸しを行い、それを後年にどう活かしていくべきかを整理する必要があります。
就職後3年以内に会社を辞める人の割合は、高卒者で4割、大卒者で3割にも上ると言われています。離職が早く技能の蓄積が進み難くなれば、その後の賃金が抑えられたり、雇用が不安定になったりするリスクが高まります。離職する本人にとって将来に繋がるキャリア形成に支障を期待すばかりか、社会にとっても英知を活用できない損失となってしまいます。
何が早期離職を生んでいるのか、リクルートワークス研究所の調査によりますと①求人情報を調べ、②会社説明会へ参加し、③応募し、④内定をもらうという一連のプロセスを通して具体的な事業内容や仕事の中身、研修などについて理解する訳ですが、入社した企業以外の情報を集めなかったり、企業研究する会社数が極端に少ないことが浮かび上がっています。
本来なら複数の企業を比べ、この会社に入ったらどの様なキャリアを積めるのかを考えることが大事であり、自ら情報を収集し就職する会社への納得感や好奇心を高め、ミスマッチの芽を摘むことが求められます。このプロセスを経ないと、入社後の環境変化に耐えられず辞めてしまう確率が高まると言われています。それ以前に自分の将来像も必要だと思います。
漠然としてでもいいですから、将来に自分がありたい姿を思い浮かべていることが動機づけとなって始めて、それを実現していく為に必要なキャリアを具体的に考えるものでしょう。
それなくして入社したい会社の情報収集などは出来ないものと思います。その為には、広く社会のことを理解しておく必要もあります。その様な社会教育が不足しているのでしょう。
翻って、定年退職を迎えるシニア世代も、多くは一つの会社でキャリアを積んできてはいるのですが、それが将来像を見失った会社という環境の中で、目先の目標を達成すべく分け与えられた仕事ばかりをこなすことに慣れ親しんできた過程からは、自分自身が個人として成し遂げたい将来の目標というものを忘れ去ってしまっているということができるでしょう。
いま企業にイノベーションが求められていますが、個人の目標以前に会社に迎合することばかりが強調される組織では、働き手が同質化してしまい活力が削がれてしまいます。活力ある組織というものは、個々人が自らの目標を明確に持ち、会社組織を通してそれを実現して行こうとしているものであり、組織のことよりも先に働き手個々人の意思があるものです。
若者であろうと、シニアであろうと、将来に向けて自分のありたい姿を明確にイメージし続けることが必要だと思います。それは若い時には漠然としているかもしれませんが、年を重ねる毎に、より社会との関わりの中から、いかに自らを活かし行くかという視点に立つものでしょう。その為には、敢えて時間を費やして自分を見つめ直す時間が必要だと思います。
今日もありがとうございます!
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