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DX時代の働き方!

皆さん、おはようござます!
新聞などで企業人事欄を見ていますと、古巣の後輩などが経営の中枢を担うポジションに異動することが増えているようです。いまだサラリーマンの草鞋を履いていたとしたら、もうとっくに役職定年を迎え、子会社への出向など閑職に追いやられていたのかもしれません。



最近、俄かに取り沙汰されているデジタルトランスフォーメーション(=DX)とは、何を意味するのでしょうか。トランスフォーメーションとは、変化や変質、変革を意味します。これにデジタルが加わり「デジタル技術による変革」、つまりデジタル技術によって社会のあらゆるビジネスや生活の場面をより豊かにしていく革新的なイノベーションを指します。


ICT(=情報通信技術)の単なる導入ではなく、それを利活用して社会を変革させようという段階に世の中が移行しつつあることを意味します。それは、IoT(=インターネットオブシングス、あらゆるものがインターネットに繋がること)やAI(=人工知能)などの先端ICT技術を活用することにより、新たな価値を生み出すことが益々重要になります。


その様な時代的な背景がある中、コロナウイルス禍が業績が悪化若しくは悪化が見込まれる企業の効率的な経営を促し、発展、変化のスピードがこれまでの常識をはるかに超えて指数関数的な勢いで伸びていくものと考えられます。その伸び方は最初こそ緩やかですが、ある時点から急激に伸び、その内に人間では把握できないほどの伸びに変わって行くでしょう。


既に仕事といえばテレワークが実用化されており、コロナ禍収束後もそれは変わらないと思います。ただし、その時に注意が必要なのが社員の仕事をどの様に評価するのか枠組みを明確にする必要があります。ジョブ型雇用の導入を表明する企業が増えつつありますが、これもテレワークと結びつき、時間に縛られて働くことから成果主義へと変化すると思います。


時間の拘束から解き放たれ、何時、何処で、どの様な形で仕事をしても構わなくなりますと従来の評価制度は変更せざるを得なくなり、日本の企業もいよいよ本気で成果主義を導入しなければならないでしょう。そうでなくとも先進諸国の中で生産性の後塵を拝している日本は、働き方を変えていかなければグローバル化社会の中で生き残ることが難しいでしょう。


成果主義のもと、どの様にすれば人財を正しく評価できるのかについて取り組んでいかなければ、テレワークも定着しないかもしれません。また、テレワークによって人と人との対面的なコミュニケーションが減って行くことが考えられますが、これまで以上に孤独感など働き手の心の問題や精神的な問題が顕在化して来るのでメンタルケアの必要性が出てきます。


企業は働き手に対して、成果主義による評価制度の見直しと同時にメンタルヘルスのケアをどの様な形で行っていくのかが大切になって来るでしょう。また、これまでの企業に対する帰属意識が薄れていくことに対して、働き手自身に自己哲学とビジョンを持ってもらい自律的に企業の理念と重ね合わせられる様にキャリアプランを明確化していくことも必要です。


更にこれからの時代の生産性は新たな知識を創造する知的生産を意味しますが、それはメンタルが健康であり、自らの哲学やビジョンを明確に持って、初めて威力を発揮するものと思います。その様な働き方へ変化する可能性を秘めているテレワークですが、働き手の仕事に対する意識も大きく変わり、企業への帰属意識も価値観の共有へと変化していくでしょう。


今日もありがとうございます!
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