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経営者の器!

皆さん、おはようございます!
社会が変わっていく為には、私たちが生活する枠組みである慣習や価値観が変わらなければならないと思います。その枠組みが変わる為には、事業を通じて新しい製品やサービスを社会に提供していかなければなりません。そうやって一人ひとりの人間の行動が変わります。



成長する企業というものは、やはり経営者の人間としての器が大きいものだと思います。一般的に、経営者というと大手企業の様なピラミッド型階層組織の頂点に君臨する社長をイメージすると思います。多くの大手企業の社長というものは、自ら事業を興し育て上げてきたというよりも、部下が行った仕事の良し悪しを最終的に判断し方向付けするに留まります。


本来、もっと大きな視点から社会事業としての自社の営みの方向付けをしなければならない立場ですが、プロパー社員として入社してからジョブローテーションを繰り返しながら社長まで組織を上り詰めてきた経営者は、企業の内向きな仕事ばかりに目を向けている為、社会との関係の中で自らの企業を大局的に俯瞰しながら捉える経験が足りないものと思います。


そのせいか、創業経営者が残る企業は大胆に成長を遂げていくのに対し、サラリーマン経営者となった企業は社内組織回しばかり終始してしまい、ビジョンを描き切れないでいるものと思います。ビジョンを描くためには、自らの企業が社会に対して何を提供していくか、即ちそれは経営者個人の人生哲学が企業ミッションに色濃く反映されている必要があります。


それは、どんな大手企業であっても創業期があるものであり、創業期の経営者は目先の商品を販売することと同時に、なぜそれを販売するのか、社会とどの様に関わっていくのかという自分自身の生き様を確立しなければ、とてもではありませんが永続的に商売を続けて行くことが出来ません。生き様のスケールが大きければ大きいほど、企業も成長するものです。


創業間もない企業が成長できるか否かは、経営者の人生哲学という器の大きさで決まると言っても過言ではありません。成長できない創業間もない企業にも二つのタイプがあり、そもそも企業として提供する商品について、偶々それが社会に受け入れられ苦労することなく創業期を順風満帆な成長を遂げたとしても、金を得ることが目的となっては長続きしません。


もう一つは、技術系企業にありがちなのですが、経営者自らの技術力におぼれてしまい、職人芸的に自分が提供する商品に拘ってしまうことです。社会に求められている商品以上にきっちりと仕事をこなしてしまうのは良いのですが、社会から何を求められているのかを理解していない為、労多くして功少ないパターンであり、企業として飛躍的成長が望めません。


最近の大手メーカーも、ご多分に漏れず必要以上の機能を付加した製品を手を変え品を変え市場に投入していますが、消費者から見れば不必要な機能なので売れないということが往々にして起こっています。資金を得ること、自らの技量に拘ることと人生哲学を持ち得ることの大きな違いは、前二つが自分のことしか考えておらず社会に与える視点が欠けています。


経営者として大きな器を持てるか否かということは、人間としての資質の問題というより一重に起業するタイミングと経験値の多寡だと考えます。人間というものは環境により大きく左右されるものです。その環境に埋没することなく、真摯に取り巻く環境を受け止め、どれだけ気づきを得られるか、そして自己成長に繋げて行けるのかに掛かっているのでしょう。


今日もありがとうございます!
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