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より良い暮らしを創造しよう!

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誰しもが生産者たり得る時代!

皆さん、おはようございます!
今年85歳を迎える老経営者を見ていますと、経営理念より先に目先の利益を貪欲に追求しているようにも見えます。しかし、良くよく考えてみますと、60年以上も経営を司るのに社会貢献という思いなくして続けることは難しくあり、そのバランスなんだと思います。



情報化社会の進展はSNS(=ソーシャルネットワーキングサービス)の普及をもたらし、誰しもが広く社会に対して自分の考えや思いを発信することが出来るようになり、それに対して受け手が共感もしくは同調する双方向のコミュニティが成り立つようになっています。
ある意味、毎日記事にしているこのブログも、そのSNSの一手段ということができます。


SNSを活用する人の目的は千差万別かもしれませんが、日々の出来事をつぶやく人から自らの考えを世に問う人迄、何れも自らが発信した情報が社会に受け止められることで満足感を得ているものと思います。それだけ人々は、自分自身の個性を社会に対して表現する機会を得ることで、多様性を認める社会へ大きく変化しているということが出来ると思います。


人間は、これら情報としての「知」に触れたときに織りなされる新たな気付きを通して、創造力が発揮され知が融合されて新たな知識へとなるものと思います。それが、これからの知識社会の根っ子の部分にあり、創造力を発揮することが日々の生活において潤いを齎すものでしょう。それは無形の知に拘わらず、モノを媒体とした有形の知である場合もあります。


一方、これまでの時代なら、テレビコマーシャールや折り込みチラシなど、マスマーケットを対象とした一方通行の情報伝達があたり前として捉えられていましたが、いまのWeb広告では情報を伝えたい対象を限定したターゲットに情報を送り届けることも可能となっています。情報技術革新が、社会の枠組み、産業構造をも大きく変化させて行くことでしょう。


生活者にモノを提供する企業は、いままでマーケティングという需要を予測する力を駆使して出来るだけ生活者が欲しいと考えられるモノを大量生産し、一方的に生活者に提供してきたビジネスモデルであったと思います。しかし、これからは生活者が自分が欲しいと思うコトを企業とともに創り出していかなければ、コトが生活者まで届かない時代だと思います。


このことを突き詰めますと、コトとしての商品提供の究極はオーダーメード生産ということになるのでしょうが、巨大な生産設備を持ち規模の経済を追求する現代の広義の製造業はそれが足枷となり少量生産に不向きと言えます。情報技術の進展により最低限必要な生産数量に逓減が図られていくでしょうが、そこは生産数量と生産原価の兼ね合いになるでしょう。


寧ろ中小企業が持つ小型の生産設備の方が少量生産に適しており、これからの時代の生活者が求めるニーズに合致するものと考えます。いまの中小企業は、従来の大手企業を頂点とする下請構造の中で決められたパーツを繰り返し作ってきましたが、生活者がこの中小企業と手を組んで新しい生活者のニーズを取り込んだコトを創り出すことも考えられるでしょう。


その時の生活者は単なる消費者としての声を超え、コトづくりを行う生産者としての意味を持つことになると思います。生活者自身が欲しいコトを一つだけ作るのであれば自給自足に近いものとなりますが、この広いグローバル社会において同じ様なコトを欲しいと思う人も多数いることでしょう。それこそSNSを活用してターゲット広告を打てば良いでしょう。


今日もありがとうございます!
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