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ストラクチャーの構築!

皆さん、おはようございます!
脳裏に焼き付いた学生時代の思い出として、全国各地を自転車でツーリングした時のことが思い返されます。大地を身体で受け止める壮大感と立ち寄った地元の方々との交流が、私の内側に溜まっていたエネルギーを一気に噴出させた感覚を今でも忘れることができません。



時として、いままで経験したことと得意とすることの棚卸しを行い、これからの人生のビジョンを微修正していくことが必要だと感じております。生きていくからには、漫然としてではなく、高らかな目標を掲げて精力的に活動をして行きたいものです。人間というものは、とかく自己内省を客観的かつ俯瞰的に行うことが苦手なので、可視化することが必要です。


そうすると長年蓄積した経験に基づく明確な得意領域が、1つや2つ、若しくは3つ位浮かび上げってくるものです。複数の軸足がある人というのは、その一般化した得意領域としての軸と軸の交点に、意外にもユニークなオリジナリティ溢れるその人ならではの専門性が見出せるものと思います。それが未だ定式化されていない、その人の強みだったりします。


一つひとつの得意領域の軸は、標準化された仕事を通して身に付けるものであり、その意味ではどちらかと言いますと代替性が比較的高いため、その領域の中で頭角を現していく為には、それなりの期間の経験と自己研鑽を図っていかなければ一流の域に達することは出来ません。幾つかの領域の交点は、未だ確立されていないことが多く、秀でたものとなります。


そうやって見出した自分自身の強みを社会との関わりの中で如何に活かしていこうとするのかを考えることが、自らのビジョンを設定することに他なりません。この段階では、自分の興味の趣くまま、自身の関心のあるテーマと自身の専門性を重ね合わせていけば良いでしょう。できたら紙に書き出して、PDCAを廻しながら微修正を加えれば良いと思います。


私を貸借対照表で例えるなら、資産側の事業を分析評価し、マネジメントを行い、必要に応じ事業を改編すべく事業開発を行っていく軸としての領域、並びに負債資本側の資金調達、投資判断、企業価値評価といったファイナンスとしての軸としての領域を持ちます。そして、その交点として事業計画を立案したりストラクチャーの構築が浮かび上がってきます。


ストラクチャー構築とは、事業にはそれを形作る要素や機能としての個々の資源があると思います。それを有機的に結び合わせ意味のある事業を構造化していく訳ですが、事業というものは時間の経過とともに、事業環境も変わりゆきますので絶えず事業を改編していく必要があります。それをどの様に改編していくべきかイメージとして映し出すことが出来ます。


例えば、M&Aやアライアンスにおいて、当事者事業同士をどの様に組み合わせれば時代に合致したシナジー効果(=相互補完効果)を得られる新しいビジネスモデルに改編できるのかを考えるビジネスストラクチャーの構築が強みのようです。一方、その時に事業の中を循環する資金のファイナンスストラクチャーについても同時に構築している必要があります。


いまの企業社会というものは、業種業態ごとの縦割り構造の中で専門性を追求してきたと思います。しかし、その行き過ぎた縦割り構造が逆に業際にある潜在需要に対応しきれなくなるという弊害を生んでいるものと思います。これら弊害を解決すべく縦割りと縦割りの企業の間に横串を刺していくことが必要です。そんな事業改編を手掛けて行ければと考えます。


今日もありがとうございます!
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