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人間好き財務マンのひとり言!

皆さん、おはようございます!
大学時代に心理学を専攻していたこともあり、最近、仕事の必要からもカウンセリングを学び直してみたいと思うようになっています。事業を行うにはヒト、モノ、カネが必要ですがやはり何といっても「人間」が最も稀少で貴重な資源であることは言うまでもありません。



自分の専門が何かと問われれば広い意味での「財務」と答えておりますが、一般的にイメージされる財務部門に所属したことはなく、事業再生やM&Aを行う事業開発の一環で実務として財務に関わったり、経営企画の立場で財務戦略に関わってきています。その意味で、事業や経営を考える財務マンであり、若い時から素晴らしい経験をさせて頂けたと思います。


事業や経営を語る際に、定性面を踏まえつつ定量的な財務面で語る時に威力を発揮するものです。そんな観点から事業や経営を見つめていますが、それらにとって一番大切なのはそこで働く「人間」であり、彼らの持つアイディアや考えといった創造力をいかに引き出すかが事業や経営の将来を大きく左右することは、ここで改めて言うまでもないものと思います。


財務の究極的な目的は、事業や企業の経済的な価値を最大限高めることにあります。これは事業や企業の規模の大小に拘わらず、事業や企業の経営に携わる方々が最終的に目指すべきことだと思います。その為には、ファイナンスの理論に従えば、その事業や企業に必要な投資を最低限に抑えつつ、そこからのリターンである利益を如何に最大化するかに尽きます。


バランスシート(=貸借対照表)で表わされる個々の資産を如何に効率良く有機結合して運用し、それを源泉として生み出される利益を最大限引き出すことが出来るかが問われます。ここまでがファイナンスの教科書の限界であり、対価が絡まない経済事象をそもそも研究の対象外とする会計学においても同じことが言えます。ここに人間を絡めたら面白いのです。


それは、事業や企業が活用する資産を効率良く有機的結合するには、人間が試行錯誤しながらそのノウハウを確立していくプロセスがあり、幾つかの企業が全く同じ資産を全く同条件で活用してもアウトプットされる利益額は異なって来るということです。それはその事業や企業で働く社員の人々のアイディアやモチベーションといったものに大きく起因します。


これからは、生活者の個性も多様化し、ワークスタイルや価値観も大きく変容してくるでしょう。企業もそんな胎動を感じているせいか、いままでの新卒一括採用、終身雇用という雇用形態を見直し、副業やジョブ型雇用という新しい働き方を模索しています。その様な自律的で創造的な人財を生かして、如何に創造力あふれる会社を描いていくかが問われてます。


その様な時代の事業や企業は、これまでとは異なるヒューマンリソースに焦点をあて、彼らが持つ創造力を如何に引き出していくかが大切になります。ファイナンスや会計の世界でしたらブラックボックス化している、無形資産や知的財産権という捉え方になるのでしょうが
この部分について建設的に知識創出メカニズムの探究を深めていかなければなりません。


もっと人間が持つ可能性を信じ、その能力を引き出していくことが不可欠な時代に移行すると思います。縦割りとなった学問では補いきれない、学際にこそこれからの時代に望まれるテーマが潜んでいるものでしょう。実務家として、捉われることなく財務と心理の融合を図っていければと思います。目指すは日本ならではの繊細な情緒を持った知識創造社会です。


今日もありがとうございます!
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