誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

キャリアビジョン!

皆さん、おはようございます!
今朝は、深く適度な睡眠時間がとれたせいか気持ち良い目覚めです。起きた時から頭がスッきりしていることが、ブログを記すバロメーターとなっています。毎週火曜日は早朝から深夜まで外出していることが多いため、水曜日がどうしても寝不足がちとなってしまいます。



日本電産の永守会長が経営環境の速度が刻々と早まっており、日増しに経営に対する緊張感が高まっている旨の発言をされています。情報技術の進化、生活者の個性的で多様な暮らしの進展、その様な中でのコロナウイルス禍の影響で、何が売れ筋商品なのか見定めることが難しくなっているものと思います。過去の延長で物事を捉えることが難しいのでしょう。


その様な先行きが見えずらい社会に生きることは、企業のみならず私たち個人にとっても与える影響が大きいものと考えます。晩婚化、少子化のみならず、少なからず将来に期待を持てない若き二ートが増えていることも、不透明な将来に対する社会現象として見逃してはならない現実だと思います。大学新卒者も就職先の安定性で選ぶことが顕著になっています。


生活に安定性を望むことは、マズローの五段階の欲求説ではありませんが、人間の心理としてもっとものことだと思います。しかし、果たして安定した企業に身を寄せることが、これからも安定した生活を享受する手段となり得るのでしょうか。いままでのメーカーをはじめとする、大きな工場で生産性を追求してきた安定性は、過去のものとなりつつあります。


右肩上がりに成長する企業であったなら、それに合わせて増え続ける業務を担う人材を数合わせで雇い入れていました。しかし、将来が不透明な時代においては企業自体の存続すら危ぶまれる中で、企業自体を変革するアイディアと行動力のある真の人財にしか見向きもしなくなるのではないでしょうか。それが副業解禁、ジョブ型雇用という形で表出しています。


その様な時代背景の中で、個人は如何にしてキャリアを積んでいくべきでしょう。率直に感じるのは、自らが勤める企業が進んで行く目標に迎合する形で自分の人生目標を重ね合わせることは止めるべきでしょう。企業という枠組みの中だけで、自分自身を最大限活かそうと考えても、それは所詮、出世や報酬という見返り以外に欲求を満たすものではありません。


その様に企業の内側から社会を眺めていても企業の変革には覚束ず、自らの企業を外側から客観的に俯瞰できる視座を持つ必要があります。その様な視座を持つ人財というものは、自らの明確なキャリアビジョンを持つものであり、そのビジョンと自らが勤める企業が目指すべき方向が一致しているため、たまたまそこで仕事をしているに過ぎないといえそうです。


これからの企業はノアの箱舟には足り得ず、大海原の荒波にのまれながら帆走する船の様なものであり、安定性を望む生活者にとっては非常に居心地の悪い場所となっていきます。その様な状況下で、船とともに揺れていたら誰しもが船酔いしてしますでしょう。そうならない為にも、自らのキャリアビジョンを明確に持ち、それに巻き込まれないことが大切です。


キャリアビジョンを明確に持てるか否かは、学校や成績が優秀であるかに関係なく、社会との相互関係の中に生きる人々の好奇心や興味を糸口として、それを一歩ずつ深掘りしていくことだと思います。これからの時代、誰しもが人生の目標を持つ必要があります。それを持たずに生きてきた人は、焦らず自分の心の扉を開け放ち感じるところからはじめて下さい。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する