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プロシューマーが活躍する社会!

皆さん、おはようございます!
朝6時になりますと辺りは既に明るくなっており、夕方も5時といえば外は未だ明るく、随分と昼間が長くなってきたものと、気持ちがワクワクとして来ます。陽射しを一身に受け止めて、アグレッシブに活動している姿が目に浮かびます。もう直ぐ春がやってきますね。



イノベーションが求められている現社会の弊害は、会社に依存するいわゆるサラリーマンが多く占めてしまっていることにあると思います。日本国民の全就業者数6600万人のうち実に4600万人もの人が、何れかの会社に勤めていると言われています。糧を得て生活をしていく為には、今の社会では賃金労働をすることが常識であり他に選択肢がありません。


しかし、産業革命以前に目を向けますと、殆どの生活者は自給労働を行うことが当たり前であり、個人事業者であったことが窺い知れます。確かに、その様な生活は不安定であり安定した生活を送っていく為には、それが良いことか否かはさて置いて、会社勤めすることが最良の選択肢であったのでしょう。会社に宛がわれた仕事さえこなしていれば良いわけです。


ところがその代償として、生活者は少しでも良い会社に勤めることが目的となってしまい、自らの個性を生かし創意工夫をしながら自分の人生の目標を実現して行こうとする、自律的な活力が失われてしまったということが出来るでしょう。自分が勤める会社の中で、成功することばかりに目を奪われてしまい、気が付けば自分自身の人生の目標がかすんでいます。


これでは時代が求める社会の活力が生まれてくるはずもないでしょう。人生100年時代といわれる中で、新卒一括採用から定年退職を迎えるまでの40年近い期間を会社での生活に慣れ親しんでしまいますと、なかなか身体に浸みこんだその思考回路から脱することが出来なくなってしまうものです。だから副業制度などを利用して視野を広げる必要があります。


会社という経済合理性を追求する主体には、私たち生活者のことを思って副業制度などを採り入れている余裕がありません。彼等自身にとって人財の考える力、創造力を引き出し自ら変革していく為には、硬直しているヒューマンリソースに活力を取り戻さなければならないことと、終身雇用を維持していくことが出来ないという利己的な考えも見え隠れしてます。


私たちは、会社の存在を内側からのみ見上げることなく、もっと大局的に外側から俯瞰することが必要です。その様な見地に立つためには、社会と自分との狭間の中で自分自身の人生目標を明確に持つ必要が出てくるでしょう。その様な見地に立てたとき、産業革命後に距離を縮めてきた会社との距離が、また離れ始めていくことになり、大きな転換点を迎えます。


以前のような自給労働に戻るとは思えませんが、賃金労働とは異なる、生産者と消費者を兼ねるプロシェーマ―(=生産消費者)という新たな働き方をする生活者が出現するのではないかと考えます。消費者であっても自分が欲しいと思うものを供給する生活者たちが、情報技術を活用しながら他の消費者にオリジナリティ溢れる商品を販売する時代が到来します。


その様な社会の転換期を迎える中で、ただ社外CFOとして司るのみならず、それらプロシューマーたちが心地よく仕事を行っていく為の支援者たり得る役割を担えればと思います。事業の大小に拘わらずそれを行うには、何かと思い悩みながら試行錯誤するものです。また、一歩を踏み出せないでいるプロシューマ予備群たちに寄り添っていければと思います。


今日もありがとうございます!
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