誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

ロングブラックパートナーズ!

皆さん、おはようございます!
この広い社会には、会社の分業化されたサラリーマン生活に見切りをつけて、自分に課したミッションやビジョンを自律的に実現すべく、自らの事業に邁進している方々が少なからずいらっしゃいます。そんな方々に共通するのは、社会の理想とするあるべき姿の追求です。



経営コンサルティング事業を営むロングブラックパートナーズ(=東京都港区)は、中堅・中小企業向けの事業承継ファンドを最大50億円で設立します。同社は各地の地方銀行と連携し、地域活性化ファンドを運営してきた実績があります。地方での企業支援のノウハウを生かし収益性の低い中堅・中小企業の運営に直接参画(=ハンズオン)し後押ししてます。


中小企業基盤整備機構や地方銀行などが資金を出す方向で5月末の資金調達完了を目指します。後継者不足に悩む企業や新型コロナウイルス感染症拡大の影響で事業の再構築が必要な中堅・中小企業に投資する計画です。最近、必ずしも知名度が高いとは言えない、経営コンサルティング会社がファンド組成して中堅・中小企業の支援を行っている姿が目立ちます。


それだけ日本社会には多数の中堅・中小企業が存在しており、その多くが時代の流れに取り残され、抜本的に事業基盤を構築し直さなければならない状況に陥っているにも拘わらず自助努力でそれが出来る企業が皆無に近い状況にあると言えるのでしょう。中小企業は、恒常的な人財不足に苛まれる中で、留まることのない日々の業務に埋没しているのが現実です。


その様な状況下、やはり第三者的な立場で経営を再構築してくれる外部の経営コンサルティング会社の存在は不可欠なのかもしれません。ロングブラックパートナーズも、その様な外部機関としての1社なのですが、その社名から伝わって来るイメージは経済合理性を尊ぶ外資系ファンドの様に感じますが、実際は公認会計士らが集う財務アドバイザリー企業です。


中堅・中小企業の「永続的(=ロング)な黒字化(=ブラック)」というミッションをそのまま企業名として冠しているようです。事業再生に豊富な経験を持つメンバーたちが、財務という切り口からリストラを行っていくイメージが浮かび上がります。その過程で必要な運転資金を地域ファンドを組成して、一時的に企業に注入し再生後に回収する構図でしょう。


ただ、果たして財務リストラのみで本当にこれからの時代に相応しい中堅・中小企業の事業基盤を整えられるのか疑問が残るところです。中堅・中小企業、特に中小企業においては、経営者個人が考える人生のミッションやビジョンと、会社が掲げるミッションやビジョンが表裏一体ですので、まずは経営者個人の理念を揺るぎないものにしていく必要があります。


その上でビジョンを経営計画として具現化していく必要がありますが、この経営の肝となる部分を確立させて行く為には、忙殺される日々の業務を止めてでも確立していくことが大切です。そしてPDCAを廻しながら経営計画が予定通りに進捗しているのかを検証しながら必要あれば業務上の課題を洗い出し、改善を施し目標達成に向けて進める必要があります。


同時に財務リストラも行う必要があります。何より大切なのは既存事業から派生して考え得る新規事業を時代の変化を見極めながら滲み出していくことでしょう。この時に必要な資金需要に応えるべく、願わくば地域ファンドを組成し投資を行って行けると良いと思います。中小企業を根底から立て直すためには、新しいフィロソフィーの風を巻き起こすことです。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する