誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

上場相次ぐEC関連企業!

皆さん、おはようございます!
コロナ禍を背景にEC(=電子商取引)事業の躍進が目覚ましい。巣ごもり消費が広がり、いままでECを利用したことのない生活者にまで普及してきたからでしょう。一度、この便利さを体験してしまった人々は、これからも継続して使い続けることになるのでしょう。



企業や個人のネット通販を支援するサービスを営むスタートアップ企業の上場が相次いでいます。手軽に出店できるECモールや自社サイトの作成支援に加え、物流やマーケティング支援など裾野が広がっています。アマゾンなど大手サイトに頼らない小売の潮流に乗った企業も急増しており、小売ネットシフトを推進し更に市場が拡大する循環が生まれています。


中でも特に増えているのが、企業や個人事業者がECモールに頼らず、自社サイトを立ち上げる動きに応じた、その支援サービスを手掛けるスタートアップが勢いを増しています。個人事業主など130万店が利用する「BASE」、中堅企業を中心に2700店が利用する「コマ―スOneホールディングス」など、対象企業に応じたサービスを提供しています。


脱アマゾンが加速している背景として、出店手数料が割高であり、有無を言わせず規約を改定してくるなど、必ずしもアマゾンの使い勝手が良くないことと、折角アマゾンのモールに出店しても、企業や個人事業者のブランド確立には至らないなどの理由があります。確かにアマゾンなどのモールの集客力は強いのですが、誰でも商品が売れる訳ではありません。


アマゾン等に出店しながらも、自社サイトを構築し自社ブランドを高めていこうとする事業者が増える一方、自社サイトの運営コストは最小限に抑えたいというのが中小個人事業者が望むところです。更には、それら中小個人事業者に固有の木目細かいサービスを提供することによって、それら自社サイト支援事業者たちの差別化された商品の提供を受けられます。


中小個人事業者にとって、モールや自社サイトを通じてECを開設しても、ただ掲載するだけでは商品が売れるとは限りません。そこは、やはり適切なプロモーションを行う必要があり、そこにまたECプロモーション支援という新たな商機が生まれてきます。モールや自社サイトを組み合わせた戦略立案や運営代行まで請負うスタートアップ企業も生まれてます。


大手企業から中小個人事業者に至るまで、やはりEC事業を立ち上げ、効果的な運営を行っていくノウハウが圧倒的に少ないことと、その様な人財を外部に求めようとも、なかなかその様な限りあるリソースを集めることは至難の業だと思います。その様な業務を請負う存在としてECサイトの知見に長けたスタートアップ企業に白羽の矢が立っていると言えます。


これからの時代、ロングテール効果ではありませんが、EC事業を営もうとする中小個人事業者がまだまだ増えていくことが予想されます。大手企業が販売する機能性の高い商品とは異なり、中小個人事業者が販売するユニークな商品を消費者も望んでいることでしょう。その意味で、生産者と消費者の垣根が低くなり益々プロシューマー化が現実を帯びてきます。


それらプロシューマーに対して、在庫を持たなくとも良いクラウドファンディング支援サービスとそれに続くEC支援サービスをパッケージにして提供していくことも考えられます。更には物流やマネジメントなどのノウハウもトータルにパッケージ化し、プロシューマーたちには商品開発に専念して貰う経営代行のプラットフォームを提供することも有効です。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する