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未来を予想する!

皆さん、おはようございます!
3が日も今日までとなります。例年に比べて長めの年末年始休暇であった方も多いのではないでしょうか。お正月も、過ぎ去ってしまえば、あっという間の期間なのですが、今年はどちらかといえば実家へ年始の挨拶に行くこともなく、巣ごもり正月であった様に感じます。



今年は、どの様な年になるのか考えてみました。コロナ禍が昨年中に収まることなく年越しし、間もなく1年が経とうとしています。これほどまでに私たちが集団心理として恐怖に駆られているのは、それを治癒させるワクチンがないことだと思います。それも間もなく開発されると思いますが、異型ウイルスが発症するなど暫くは混沌とした社会が続くでしょう。


問題は消費者心理が委縮しており、不要不急の外出を避けるなど、実体経済に大きな影を落としていることだと思います。企業経営者の心理としても、最悪の状況を想定した引き締めの財政に舵を切るものと思います。やはり、その時に重くのしかかって来るのが固定費としての人件費であり、いかに人的生産性を高めていくかに多くの企業が傾注すると思います。


消費低迷の直撃を受けている企業は人員削減にまで追い込まれてしまっていますが、それ以外の企業でも出来るだけ最低限の人員体制で最大のパフォーマンスを上げて行こうとする心理が働くものと思います。その意味では、これまでの時間あたりの成果により報酬を決めるメンバーシップ型雇用から、職務成果を基準とするジョブ型雇用への転換が進むでしょう。


ジョブ型雇用は、これまでの日本型雇用慣行である終身雇用や総合職という考え方を捨て去り、人材の流動化を促すものとなるでしょう。働き手は、自ら勤める企業への帰属意識以前に、自分自身のキャリアプランと将来ありたいビジョンを明確に持ちながら、それを実現できる職場として企業を選びながら、自らのスキルやノウハウを高めて行くことになります。


もちろん一つの会社の中で働き続けることを否定するものではないのですが、これからの企業はいままでの事業の延長上で成長を続けることは難しく、既存事業を軸としてそこに新たな視点を付け加えながら絶えずビジネスモデルを変えて行かなくてはなりません。その為には一企業が持つ事業資源だけでは足りず、社外にそれを求めて行くことになると思います。


それがM&Aであったり、事業連携であったり、異質な人財の採用であったりする訳ですが時代のスピードが速まっていくことを踏まえますと、企業としてはリスクを抱え込まない形でそれを実現して行きたいと考えるでしょう。時代の変化に合わせて柔軟に組織を変えて行けるように、出来ることなら事業連携や業務委託社員の様な形態が望まれると思います。


一方で、働き手に求められる能力も、これまでの既存事業の課題解決型の仕事から、新しいことを構想する創造型の仕事へとシフトしていくと思います。日本には、まだまだその様な人財は少ないので、それら人財は市場で引く手あまたとなるでしょう。また、企業による副業や兼業制度の採り入れと相まって、働き手の会社に対する忠誠心は薄らぐと思います。


いまの社会は、生活者より企業が優位な社会となっていますが、結果としてこれが徐々に逆転するようになると思います。企業と働き手の関係が希薄となればなるほど、生活者は能力を発揮する様になり、その生活力を高めて行くことになると思います。いまはまだ企業という枠組みの中に甘んじていますが、人間の力は環境によって大きく変わり行くものです。


今日もありがとうございます!
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