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創業するということ!

皆さん、おはようございます!
今年は、冬の到来が早く感じます。例年なら12月はどこのスキー場も雪不足でオープンできず困っていた様に思います。先日、松本へ訪問した時には、一晩寝て起きたら市内でも辺り一面雪景色でした。窓越しに見えるアルプス山々もすっかり雪で覆われ冬山本番でした。



仕事柄、創業間もない企業の経営者やこれから創業を目指す方々とお会いする機会があります。創業を繰り返すつわもの経営者は別として、多くの方々は創業するのが初めてだと思います。どうして創業をしようと思うかは、各人各様に様々な理由があるものと思いますが、どの様な背景であっても初めての創業経験に期待と不安が入り混じっているものでしょう。


現実に自分の出来る事と、将来成し遂げたい夢をもって創業する訳ですが、何も制約されることのない社会という大海原に舟をこぎだして陸地が見えなくなると、普通の方であるなら自分の位置を見失ってしまい不安ばかりが募ってしまいます。いわば目を瞑って外を歩く様なもので、創業するまで意気揚々と勢い付いていた歩みが急に遅くなってくるものです。


よく経営者は孤独だと言われますが、既に事業を確立できているならまだしも、未だ事業としての体裁すら整っていない中での創業経営者の重圧は人によって多少の差はあるものの、神経が研ぎ澄まされ夜中もなかなか熟睡できないものです。その様な状況も跳ね除け成長の道を歩みゆく創業企業には創業者を支える参謀役(=相談相手)がいる共通点があります。


それは極限の状況の中で互いが馴れ合うということではなく、本当の意味で互いが気兼ねなく言いたいことを言い合いながら切磋琢磨できる一心同体の付き合いにならなければならずその様な人間関係を得られることは稀であると思います。その様な一緒に戦う伴侶を得られて初めて事業を成長させていくスタートラインに立てるようになるものかもしれません。


一般的に創業企業が成功できるかどうか、そのビジネスモデルの良し悪しなどに焦点があてられることが多いと思いますが、実はそれ以前の問題として創業経営者が陥りやすいメンタルの罠に陥ってしまい、本来、創業経営者が持った実力を発揮できないでいるからではないかと思います。それを克服する為には、ある程度の人生経験も必要なのかもしれません。


社会経験を積んでいき、少しくらいの吹雪の中でもゆっくりでも良いので実力を発揮しながら自分のペースで歩み続けられるタフさも必要だからです。ただし、その様な経験者の年齢が高まれば高まるほど、家庭を持ったり、会社でのしがらみから抜け出すことが出来なくなり、結果として相対的に身軽な若者たちが創業するケースが増えてしまうものと思います。


確かに若者たちのパワフルなエネルギーも必要な条件だと思います。彼らに必要なのはただ無鉄砲に創業するのではなく、明確なキャリアプランに基づき堅実にキャリア形成していく実直さであり、その一つのステップとして創業というプロセスを踏んでいることが理想だと思います。確固たる意志があれば道に迷うことなく、一歩ずつ歩みを進められるでしょう。


一方、社会経験を積んだベテランにも、もっと自らの経験を信じて堅実に創業を行って頂きたいと思います。自らの生活環境に甘んじることなく、人生100年という長き期間を働いていく為には、自らのキャリアプランを改めて見つめ直していくことが不可欠だと思います。その過程で創業という巡りあわせがあれば、その流れに身を任せても良いのでしょう。


今日もありがとうございます!
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