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コロナ禍がもたらすもの!

皆さん、おはようございます!
今年も最後の金曜日になりました。会社によっては、早々と今日にも仕事納めのところが多いのではないでしょうか。年末は外出を自粛し、家にこもって新年を迎える準備を整える方も多いのでしょう。時には1年間をゆっくり噛みしめながら振り返るのも良いでしょう。



年々、時間が経つのが早くなるものですが、今年はコロナ禍ではじまりコロナ禍であっという間に終わる1年間であったのではないでしょうか。目先のコロナ感染症対策をどうするのか、シュリンクする経済に対してどう梃入れを行っていくべきかという現実的な問題以上に私たちの心理に生きる意味を深く問いかけ、価値観に大きな影響を及ぼすものと思います。


このことが如実に社会に現れてくるのは来年以降、10年後にはくっきりとコロナ禍前後の違いが現れてくるでしょう。思い起こせば、東北大震災前後の私たちの意識にも大きな変化が見られました。なに不自由のない成熟したシステマチックな社会の成功を享受していた私たちですが、人間同士がつながり合い、共に手を取り生きることの大切さを刻んでいます。


それから10年が経とうとしているいま、今の30歳代はこれまでの企業中心社会に疑問を持つようになり、会社での仕事以前の問題として、自らがいかに生きていくべきかという価値観を大切にしているように思えます。更に20歳代をみていますと、会社の在り方に疑問を持つようになり、人々が共生する社会自体を育もうとする機運が芽生えているようです。


そこにあるのは、自然の猛威を前にした時に人間として手を拱いて見ているしかない状況にきっと私たちがこの100年間に築き上げてきた完璧とも思われた社会システムが儚くも崩れ落ちいく姿に落胆すると同時に、それまで自分たちが生きてきた社会の枠組みが幻想であったかに見えたことと思います。きっと、コロナ禍もそれと同じ影響を及ぼすでしょう。


きっと社会という枠組みの中で生かされているという受け身の考え方から、社会は自分たちの手で創り上げていくものという考え方が鮮明になっていくことでしょう。会社という枠組みを通して自分の役割を考えるのではなく、そういった柵みを排した等身大の自分軸で物事を考える様になると思います。宴後の余韻から目醒め、自律的に行動しはじめるでしょう。


もちろん、これからの社会をデザインして行かなければならない今日においてはとても大切なことだと思います。いまの社会は、何かとシステマチックに効率化されており、人々は生きる意味を考える間もなく、それらの仕組みの上を表層的にベルトコンベアーに乗ってるが如く、付け焼刃的に物事を右から左へと移し替えることに終始しているに過ぎませんので。


これからの私たちは、もっと自分の足で着実に一歩づつ歩んで行こうという考え方が増えていくものだと思います。一例として、資本主義経済の追求により乖離してしまった生産者と消費者の距離が、改めて縮まってくる動きとなるでしょう。確かに生活に必要な物を各々が作るよりも資本を集中した方が効率が良いのですが、余りに乖離し過ぎますと遊離します。


大手メーカーによる製品検査データ―の改ざんが立て続きましたが、これなど企業が私たちの生活を支える使命を忘れ、自己のエゴを優先する行き過ぎた行動として決して許されるものではありません。企業とは生活者からの信頼に基づきその役割を託されている現実を忘れてはなりません。その様に遊離した社会を是正して行くのがこれからの100年でしょう。


今日もありがとうございます!
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